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用語集概念

清算(ロスカット)とは?

清算とは、レバレッジ取引や証拠金取引で、担保(証拠金)が必要な維持証拠金を下回ったときに、取引所やプロトコルがポジションを強制的に決済することです。日本では「ロスカット」「強制決済」とも呼ばれます。

最終更新 出典

mexc.com

清算の仕組み:維持証拠金と清算価格

レバレッジをかけたポジションでは、損失が出るたびに証拠金が減っていきます。

  1. 当初証拠金:ポジションを建てるときに預ける担保です。
  2. 維持証拠金:ポジションを保つために最低限必要な担保の水準です。
  3. 清算価格:価格がここまで動くと証拠金が維持証拠金を下回る、という価格です。多くの取引所では、急な値動きの影響を抑えた「マーク価格」が清算価格に達したかで判定します。
  4. 強制決済:清算価格に達すると、ポジションが自動的に決済されます。

レバレッジが高いほど清算価格は現在の価格に近くなり、小さな値動きでも清算されやすくなります。取引所によっては、清算の前に証拠金の追加を促す通知(マージンコール)が出ることもあります。

bybit.com

取引所の清算とDeFiの清算

項目取引所(先物・証拠金取引)DeFiレンディング
誰が清算するか取引所のシステム誰でも参加できる清算者(リクイデーター)
判定の基準維持証拠金とマーク価格担保の価値と借入額の比率
清算者の報酬―担保の一部をボーナス付きで受け取れる設計が多い
価格の参照取引所のインデックス価格オラクルが提供する価格

DeFiでは、担保比率が基準を下回ったポジションを第三者が清算できる仕組みになっており、スマートコントラクトが自動的に処理します。

清算の連鎖(ロング・ショートの一掃)

価格が急に動くと、多くのポジションが同時に清算されることがあります。清算による売り(または買い)がさらに価格を動かし、次の清算を引き起こす連鎖が起こると、短時間で相場が大きく振れます。

gate.com

ファンディングレートが極端に偏っているときや、レバレッジをかけたポジションが積み上がっているときは、こうした連鎖が起こりやすい状態とされます。清算の規模を集計したデータは、市場の過熱感を振り返る材料としても使われます。

清算のリスクを抑える考え方

  • レバレッジを抑える:倍率が低いほど、清算価格は現在の価格から遠くなります。
  • 清算価格を把握する:ポジションを建てる前に、どこで清算されるかを確認します。
  • 損切りの設定:清算される前に自分で決めた価格で決済する注文を使う方法があります(注文の種類を参照)。
  • 証拠金の方式を理解する:ポジションごとに証拠金を分ける方式と、口座全体で共有する方式では、清算の影響範囲が異なります。

よくある質問

4件の質問
清算とは簡単に言うと何ですか?

レバレッジ取引で損失が膨らみ、担保が足りなくなったときに、ポジションが強制的に決済されることです。ロスカットとも呼ばれます。

清算されると証拠金はどうなりますか?

多くの場合、そのポジションに割り当てた証拠金の大部分または全部を失います。清算の手数料がかかる取引所もあります。

清算価格はどうやって決まりますか?

建てた価格、レバレッジの倍率、維持証拠金の水準などから計算されます。レバレッジが高いほど、清算価格は現在の価格に近くなります。

現物取引でも清算されますか?

借り入れをしない現物取引では、価格が下がっても強制決済されることはありません。清算は、レバレッジや借り入れを使う取引で起こります。