Gnosis、FCR導入でブリッジの承認を約12秒に短縮
Gnosisは10月8日、EthereumからGnosis Chainへの送金にFCRを適用し、ブロック承認を約12秒に短縮した。AnkrもRPCのsafeタグへ高速シグナルを反映済み。
AI要約AI
- Gnosisが10月8日、EthereumからGnosis Chainへの送金にFCRを適用し承認を約12秒に短縮
- Ankrは10月22日、RPCのsafeタグにFCRを適用し承認を12〜24秒に短縮
- GnosisのドキュメントはEthereumのファイナリティを約13分と記載
- Rollup X経由でメインネットのガス消費を約49万5,000ガスに削減、削減率は約91%
Gnosisブリッジで高速承認が稼働
10月8日から、EthereumからGnosis Chainへの送金はファストコンファメーションルール(FCR)を経由して処理されるようになった。FCRはファイナリティ(最終性)の確定前に最近のブロックを承認する仕組みで、Gnosisは関連するバリデータの投票を観測した時点でブリッジ処理を開始する。公式ドキュメントによれば、送信元チェーンのブロック承認は通常1スロット以内、すなわち約12秒で完了する。ただしチームはこの数字の解釈を狭く限定しており、通常条件下でのブロック承認時間を示すものであり、ファイナリティ到達時間でも、入金から着金までのブリッジ送金全体の所要時間でもないと明記している。
このルールが適用されるのは片方向のみだ。Gnosis ChainからEthereumへ出る送金は、高速シグナルがこの区間に対応しないため、従来どおりGnosis Chain上のブロックファイナリティ確定を待つ必要がある。
インフラ事業者もシグナルの反映を始めている。Ankrは10月22日、同社のEthereum RPCサービスの「safe」ブロックタグにFCRを適用したと発表し、典型的な承認時間は12〜24秒になると説明した。変更後、「safe」タグは以前より新しいブロックを指す一方、確定済みブロックを示す「finalized」タグは変更されていない。Ankrは、旧来の「safe」レイテンシを前提にタイムアウトを設定していたアプリケーションに対し、設定を見直すよう呼びかけた。
FCRはバリデータの投票を読み取ってブロックを高速に承認する仕組みで、バリデータのステークの少なくとも75%が誠実に参加し、投票メッセージが予定どおり伝播している間のみ機能を保つ。この条件が崩れると承認は遅延し、ファイナリティ待ちにフォールバックする場合があり、チェーンが再編成(リオーガニゼーション)を起こすこともある。Gnosisのドキュメントは、Ethereumのブロックチェーン上のファイナリティを約13分としており、FCRが短縮するのはこの承認ステップの遅延だ。決済のファイナリティ自体は不変で、承認済みブロックは確定済みブロックとは異なる。資金が実際に到着する時点は、引き続きブリッジ固有の処理ルールが決める。
Rollup Xのデモと2027年ロードマップ
Gnosisは今回の承認高速化と並行して、より広範なクロスチェーン実行の実証も公開した。11月4日、同社はEthereum Economic Zone(EEZ)プログラムの一環である公開テストネット「Rollup X」を発表した。デモでは、オーダーブック型のマッチングフローをCoW Swapのバッチ決済に置き換え、Rollup X上で署名された注文がEthereumメインネットの流動性と対当して決済された。ロールアップ上のコントラクトとメインネットのコントラクトが単一トランザクション内で相互に作用する形だ。同じデモでは、レイヤー1とレイヤー2両方のSafeオーナー変更を1回のトランザクションで処理し、Rollup X上で検証されたFalcon署名の結果を用いてメインネットのSafe送金を承認した。
Falconステップのガス消費はテストネットデモでの計測値だ。Gnosisの公表によれば、メインネット上で直接検証した場合は約550万ガスを要したが、Rollup X経由にルーティングするとメインネットの消費量は約49万5,000ガスにまで減少し、削減幅は約91%だった。Gnosisは、これらの数値が公開テストネットでのデモに基づくこと、Rollup Xは大規模な価値を保持する目的で設計されていないこと、コアプロトコルは第三者による独立したセキュリティ監査を受けていることを付記した。Falcon検証のデモは、Ethereumメインネットの署名が耐量子方式へ移行したことを意味するものでもない。
EEZは、異なるチェーン上のコントラクトが相互に呼び出しを行い、その結果を単一トランザクション内で返す構造を目指す。いずれかのステップが失敗した場合は実行全体がロールバックされる。Gnosisによれば、この構造はEthereum本体に変更を加えずに動作する。11月4日の発表でチームは、2027年春にGnosis ChainをEthereumへ決済するネットワークへ転換する計画を示しており、その移行にはGnosis Chainのハードフォークが必要となる。
12秒シグナルが変えるもの
承認方式の変更は、ノード運営者とブリッジ利用者で影響の現れ方が異なる。旧「safe」の遅延を基準にしていたRPCアプリケーションは、チェーンのヘッド近傍を追うタグを参照することになり、「safe」を保守的な値として扱ってきたサービスは前提の再確認を迫られる。「finalized」タグだけが、曖昧さのない決済完了の指標であり続ける。Gnosisにとって順序づけは明確だ。まず今日の高速承認、次に2027年春までのロールアップ型決済アーキテクチャへ移行する。Aztec Networkなど同種のロールアップ構想も同じ方向へ進んでおり、マルチシグプロトコルのSafeは、そのガバナンストークンが本変更の対象外である一方、デモの両ステップに登場した。カレンダーに刻まれた確定日付は、2027年のハードフォークだ。
AIによって生成され、AIによるレビューを経て、COINOTAGの編集監督のもとで公開されました。

