Hashdex、ビットコイン現物ETF「DEFI」を清算へ — 約225 BTC保有

HashdexがDEFIの閉鎖・清算をSECに届け出。純資産約1,470万ドルで米国現物BTC ETF最小規模。最終取引日は8月17日、現金分配は8月28日前後を予定。

(10:15 UTC)
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  • Hashdexは8月3日付のSEC提出書類でDEFIの閉鎖・清算を表明し、8月17日が最終取引日に設定された
  • 7月30日時点でDEFIの純資産は約1,470万ドル、保有残高は約225 BTCで、米国現物BTC ETF中最小規模
  • BlackRockのIBITは純資産約470.8億ドル、累計資金流入605億ドルで市場を圧倒的にリードしている
  • 火曜日の米国現物BTC ETF全体で2億1,149万ドルの純流入を記録し、IBITがその80%超を占めた
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Hashdex Bitcoin ETF (DEFI) が清算へ

Hashdex Asset Managementは、NYSE Arca上場でティッカーDEFIとして取引されてきたHashdex Bitcoin ETFを閉鎖・清算する方針を、8月3日付でSECに提出した書類で明らかにした。COINOTAGが確認した同書類によると、このETFはHashdex Commodities Trust内唯一のシリーズであり、現物のビットコイン(BTC)を中核資産として保有している。株主は8月17日の通常取引終了までDEFIの売買を継続できるが、その時点で設定・解約(クリエーション&リデンプション)の受付が停止される。これはETFの需給を調整する仕組みの根幹であり、承認参加者(AP)による一次市場の機能がこの日を境に失われることを意味する。Hashdexは閉鎖の理由として、運用資産残高、売買流動性、運営コスト、投資家の関心度、そして同社のインデックス製品群におけるDEFIの位置づけについて継続的なレビューを行った結果と説明している。7月30日時点の純資産総額は約1,470万ドルで、米国の現物ビットコインETFの中でも最小規模に位置する。DEFIの歴史は2022年9月15日にHashdex Bitcoin Futures ETFとして開始され、2024年3月26日に名称変更、翌3月27日に現物ビットコイン戦略への転換と新ベンチマークの採用が行われた。今回の清算はスポンサー主導の経営判断であり、カストディやビットコインネットワークの運営とは無関係である。8月17日以降は二次市場での売却のみが流動性の手段となり、残存保有者には通常の証券会社手数料が発生する可能性がある。

DEFIの清算は、2024年1月に取引を開始した米国現物ビットコインETFの中で初の閉鎖事例となる。清算開示書類によると、最終保有残高は約225 BTC、発行済口数は約20万口。最大手のBlackRockが運用するIBITの純資産約470.8億ドル、米国現物ビットコインETF市場全体の約776億ドルと比較すると、その規模の差は歴然としている。次いで小規模なWisdomTreeのBTCWですら約1億4,240万ドルの資産を有しており、DEFIの約10倍に達する。Hashdexの書類は、8月28日前後を予定している最終的な現金分配額について、清算費用、取引コスト、そして残存ビットコインの売却期間中の価格変動を反映すると明記している。売却期間中の価格変動が分配額に重要な影響を及ぼしうるという警告は、最終支払額がビットコインの全量売却完了まで確定しないことを意味する。これは現物でのインカインド還元とは異なり、一定の市場ウィンドウ内で現金化が行われる仕組みだ。なお、Hashdexは米国でDEFI以外にも2億ドル超の資産を運用しており、今回のETF閉鎖は事業全体とは切り離されている。経済合理性の面では、0.90%の手数料率を約1,470万ドルの資産に適用しても年間収入は約13万ドルにとどまり、上場維持費、カストディ費用、監査、コンプライアンスなどの固定費を賄えない。DEFIの運用資産が過去最高を記録したのは2025年5月9日の約1,754万ドルであり、それ以降は一度もこの水準を超えられなかった。これはビットコイン自体の弱気相場アルトコインへの資金シフトを反映するものではなく、手数料競争とブランド認知が明暗を分ける市場における製品レベルの失敗事例である。

DEFIの競争戦略を振り返ると、2024年3月末の現物転換時点では0.25%の経費率を設定しており、これは当時BlackRockやFidelityが導入期に適用していた手数料率と同水準だった。Hashdexは当初、コスト面で大手と同等の競争力を狙っていたことがうかがえるが、その後手数料は現在の水準に引き上げられた。最新データでは、IBITの累計資金流入額は605億ドルに達し、現在の純資産は476.5億ドルとなっている。ビットコイン関連ファンドの閉鎖としては前例もある。VanEckは2024年にビットコイン先物ETFを閉鎖しており、Cosmos Asset Managementは2022年11月にオーストラリアでビットコインとイーサリアムのETFを上場廃止としている。後者の合計運用資産は約110万豪ドルだった。

DEFIが清算に向かう一方で、米国現物ビットコインETF市場全体への資金流入は続いている。火曜日には5本の現物ビットコインETFに合計2億1,149万ドルの純流入が記録され、資金流出を報告した銘柄はゼロだった。BlackRockのIBITだけで1億7,035万ドルを獲得し、この日の総流入の80%超を占めた。FidelityのFBTCには1,958万ドル、ARK 21SharesのARKBには917万ドルが流入している。市場全体の純資産合計は782.6億ドルに達し、前述の776億ドルからさらに増加した。8月最初の2営業日で7月全体の純流入額をすでに上回っており、投資家需要が大手・低コストの少数銘柄に集中する構図が鮮明になっている。

(21:23 UTC時点)COINOTAGの独自42指標複合サポート/レジスタンス・スコアリングエンジンによると、ビットコインの最強サポートは62,833ドル(スコア68/100)で、一目均衡表の先行スパンA、雲下限、ドンチャン下限、スイング安値の収束に支えられている。最強レジスタンスは67,304ドル(スコア76/100)で、先行スパンB、雲上限、ケルトナー上限、LVNが根拠となっている。ビットコインは現在64,718ドル付近で推移し、RSIは54.31、トレンドは横ばい、MACDは弱気シグナルを示している。ファンディングレートは0.0015%、未決済建玉は131.2億ドル、ロング/ショート比率は1.20で、ややロング優勢だがFear and Greed指数は27と慎重な水準。62,833ドルを維持できれば65,410ドル、さらに67,304ドルの試しが視野に入る。一方、60,997ドルを割り込めば、直近の建設的なシナリオは崩れる。

COINOTAG News Desk

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