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jpk68のMonero(XMR)CCS提案、42名の支援者から31.04 XMRを集める

Monero開発者jpk68のCCS提案(TorとI2Pウォレット作業向け)が42名の支援者から31.04 XMRを集め、45 XMRの目標の約69%に達した。マイルストーン別の支払い構造と市場動向も解説する。

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2026年10月26日, 15:36 JST1分で読めます
AI要約AI
  • jpk68が2026年7月23日、45 XMRを目標とするMonero(XMR)のCCS提案を公開した
  • 拠出額は31.04 XMRで42名の支援者が参加、目標の約69%に達した
  • 総額45 XMRは月ごとの15 XMR×3回のマイルストーンで支払われる
  • jpk68は約8か月のMonero開発関与と約50件のマージ済みプルリクエストを実績として提示した
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TorとI2P向けに45 XMRを募る提案

開発者jpk68が、Monero (XMR)のウォレットソフトウェアと匿名性ネットワークに対する3か月分のフルタイム開発資金をコミュニティに求めた。提案は2026年7月23日、プロジェクトのコミュニティクラウドファンディング制度(CCS)のページに掲載された。CCSはMonero特有の開発資金調達モデルで、開発者が作業計画と予算を公開し、ユーザーが寄付の有無で賛否を示す仕組みだ。目標額は45 XMRに設定され、jpk68は期間中週40時間の作業を自らに課している。筆者が確認した時点で、ページには42名の支援者と31.04 XMRの拠出額が表示されており、CCS上では目標の約69%に達する。直近24時間でMoneroの価格は約3.4%下落したが、拠出額はXMR建てで計上されるため、残り約14 XMRの不足もあくまで通貨量そのもので測られる。作業の中心はプライバシー周りの基盤部分だ。jpk68はまず、ネットワークを走らせるノード常駐プログラムmonerodにTor制御プロトコル対応を組み込む計画で、サーバーの所在を明かさずに接続を受け付けるTor系エンドポイント、オニオンサービスの構築自動化にも着手するとしている。第二の軸では、I2PのSAM実装をコアウォレットのコードに統合する検討を行う。リモートノードはライトクライアントがローカルでフルノードを動かす代わりに問い合わせる第三者サーバーであり、どのウォレットアドレスがサービスを受けたかを暴露し得るだけに、I2P経由のネイティブな経路が提供される意味は大きい。インターフェース面でも、日常的にコインを保有する層、コールドウォレットに資産を置く層を含むユーザーに届くMonero GUIの操作性と機能の改良が日程に入る。加えて匿名ネットワークコードの継続的な保守とテスト、他の開発者が提出した変更のレビュー、一般的なバグ修正も想定されている。jpk68自身は、TorとI2PのSAM関連の項目を予定済みの機能リリースではなく計画段階の作業として位置づけている。いずれも、Kovriプロジェクト以来プロジェクトが続けてきた匿名性路線の延長上にある。

拠出額の内側には、明確な支払い構造がある。総額45 Monero (XMR)の要求は1か月ごとのマイルストーン3回、各15 XMRに分割され、コアチームが支払い前に固定の検証点を持つ仕組みだ。寄付の総額が動いても、各回の支払いは15 XMRに固定されるため、資金スケジュール自体は変わらない。提案では、終了したI2PのSAMバウンティの残額を可能な範囲で本件に充当するようにも求めており、実現すればコミュニティが新たに用意するXMRはその分減る。既存の提案のもとで未了の作業は今回の時間から除外し別途完成させるとしていて、新予算は新しい範囲のみに充てられる。提案が示す実績記録はjpk68自身の申告によるもので、Monero開発への関与は約8か月、マージされたプルリクエストは約50件。第三者検証はない。この計画を運ぶCCSの仕組みは段階的に進む。開発者が作業計画と必要資金を公開すると、コミュニティが提案の是非を議論し、コアチームが緩やかな合意が形成されたと判断した時点で資金調達が開始される。以後、コアチームが預かり役となり、マイルストーンの完成に応じて資金を解放する前払い方式は取らない。この構造は寄付者のリスクを限定する。資金は作業完了まで預かり役の下に置かれ、支払いは成果の後に続く。CCSの案内は現在のページを見る人にもう一つの注意を促す。支援者数と拠出額は寄与参加を測る数値であってコミュニティの賛否の信任を示すものではなく、表示される合計は時点値であり、新しい寄付とともに変わる。ページは7月下旬から公開され、約3か月かけて拠出が積み上がったが、45 XMR目標の残り3分の1はまだ埋まっていない。

3か月経過、残るは3分の1

数字を整理すると、42名の寄付者が約3か月で45 XMRの約69%を賄った計算になり、Moneroの規模を考えれば着実だが決して速くないペースだ。マイルストーンによる預かり方式が寄付者のリスクを抑える一方、支援者数は投票ではないため、DYORの判断は各読者に委ねられる。残りの3分の1が埋まれば、成果物のコードは1億5,000万出力にわたる証明を扱うFCMP++のタイムラインと並走する形で届き、コードとネットワークの両面でプライバシーが厚くなる。市場の関心はむしろ高まっている。Moneroは最近、Krakenの出庫を疑う騒動後に602ドルのサポート試験を乗り切り、プライバシーコインの無期限先物の建玉は1月以来初めて3億ドルを突破した。年末に向けてはBitcoinを上回るとの見方も出ている。

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