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OpenAI、年間換算売上高は500億ドル 流出説を180億ドル下回る開示

OpenAIが投資家向け説明会で年間換算売上高を約500億ドルと開示し、流布していた680億ドルの説を180億ドル下回った。Nvidiaは2.94%安、AMDは3.9%安、Oracleは5%超安とAI関連株に売りが広がった。

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2026年10月9日, 16:28 JST1分で読めます
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OpenAIが投資家向け説明会で示した500億ドル

OpenAIが投資家向けの説明会で、直近数か月の実績から外挿した年間換算売上高が約500億ドルに達すると伝えた。この数値は9月下旬に市場で広く流れていた680億ドルという説より約180億ドル低く、その差額の重みを当日、OpenAIへの支出と結びついた半導体各社の株価が受け止めた。木曜日の取引でNvidiaの株式は2.94%下落し、230.48ドルで引けた。火曜日に付けた過去最高値243.37ドルからは約5%の水準である。OpenAIと数十億ドル規模の提携を独自に結んだAdvanced Micro Devices(AMD)は3.9%安、Oracleも同じAI連動の売りで5%超下落した。両社はこれらの提携を通じてOpenAIの成長に直接的な恩恵と依存の双方を抱えている。

メディア「Big Technology」の創設者Alex Kantrowitz氏はCNBCの番組「Closing Bell」で、この開示のずれを主に会計上の問題だと位置づけた。対象企業の足元は総じて堅調だ。Nvidiaは今年約24%高で、時価総額は約5.6兆ドルに達する。先四半期の売上高は962.2億ドルで、市場予測の921.6億ドルを上回り、ファンダメンタルズに乱れは見えない。ただしKantrowitz氏は慎重な市場参加者の姿勢にも触れ、一部の企業がフロンティアモデルから標準モデルへ支出の一部を振り替え始めたと指摘した。市場の厚みも薄い。S&P 500では上位7銘柄が残る493銘柄を上回って推移し、同番組の司会者がテクノロジー取引の市場に占める割合を40%超と述べたのに対し、Kantrowitz氏もその水準なら市場全体がOpenAIとAnthropicに依存する構造だと同意した。一方、WedbushのアナリストDan Ives氏は反論し、Nvidiaを2027年のテクノロジー部門の最重要5銘柄に含め、投資家は4兆ドル規模のAI支出の波を過小評価していると主張した。Kantrowitz氏の警告はより率直だ。市場は何かが破綻するのを待っており、小さなつまずきでも木曜日の売り、あるいはそれ以上の下落が再現されうるという。

パートナー合算の数値とAnthropic、2027年上場の見通し

今回の低い数値は投資家向け説明会でもたらされた。先行して流れていた680億ドルという説は、OpenAIのパートナー各社の売上高まで合算した計算であり、投資家が競合のAnthropicと直接比較できるよう意図された枠組みだった。今回の更新は監査済み決算を伴わない。公開提出書類ではなく説明会での開示だからだ。年間換算売上高は8月時点で400億ドルであり、約5週間で約100億ドルが積み増された計算になる。同じ説明会では第3四半期の年間換算売上成長率77%、法人事業の成長率107%も示され、表面的な比較対象の縮小とは裏腹に、基礎にある拡大は止まっていない。

10月8日の開示は、AIへの資本支出に触れるあらゆる銘柄に波紋を広げた。CoreWeaveが約8%安、Oracleが約6%安、Intelが5%安、Super Microが約5%安となり、AMDとBroadcomはそれぞれ約4%下落、Nvidiaは速報時点で3%安に取引されていた。OpenAIの企業価値評価は8,520億ドル。6月に米規制当局へ非公開の上場申請を提出済みで、経営陣は2027年の株式公開を目指す方針を示している。ただしCEOのSam Altman氏は9月、AIの安全性への懸念を理由に、現時点での公開は賢明でないと発言していた。新たな資金調達ラウンドについては約300億ドル規模の初期段階の協議が進行中だが、規模も条件も確定していない。Kantrowitz氏はAnthropicの新規株式公開を数週間以内に、OpenAIの公開をその1年後と見る。両社の公開に伴う提出書類が、AI由来の収入がNvidiaの時価総額を支える支出規模を担保できるかどうかという問いに決着をつけうるとの見方だ。先行のパートナー合算の基準となったAnthropicは8月、7月末時点で年間換算売上高が650億ドルに達したと投資家に伝えた。しかし流出したS-1目論見書は損失が売上の伸びを上回る実態を示しており、独立系調査会社New Constructsはこれを「2026年で最も突飛なIPO」と評した。

説明会以降、相場は落ち着きを取り戻しつつある。COINOTAGのデータによれば、Nvidiaは金曜日の時点で234.19ドル(0.88%安)で取引されている。24時間のレンジは230.15〜237.33ドルで、この間に230.20ドルのサポート(強度78/100)と236.38ドルのレジスタンス(強度77/100)の双方が試された。ポジションは建設的なまま維持されている。株式先物の無期限先物の資金調達率は各期間あたり0.0247%で、建玉残高は2億1,080万ドルだ。一方、OPENAIのIPO前トラッカーは2.52%安の1,664.91ドルで、日足では横ばい基調に弱気のMACDシグナルが重なる。公開提出書類が数値を裏付ける前に、民間市場の代理指標が先に売上の見通しを織り直した形だ。

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