Strategyが1,665 BTCを追加購入、保有量は847,666 BTCに
Strategyが平均85,681ドルで1,4270万ドル相当の1,665 BTCを購入し、保有量は847,666 BTCに。同時にSTRC優先株1億5,170万ドル分を買い戻した。
2週連続の買い増し、1,665 BTCを取得
ビットコイン(BTC)最大の法人保有者であるStrategy社は、9月28日のSEC提出書類(8-K)で、9月21日〜27日に1,665 BTCを追加購入したと明らかにした。取得単価は手数料・諸経費込みで平均85,681ドル。提出書類を確認した限りでは、同社の総保有量は847,666 BTCに達し、累計取得額は約639.5億ドル、平均取得単価は75,437ドルとなっている。現在の市場価格水準では、この保有量の評価額は700億ドルを大きく上回り、数十億ドル規模の含み益を抱えている。同社が先駆けた法人のStrategic Bitcoin Reserveの型は、ここでも貫かれている。今回が2週連続の週次購入であることも注目点だ。夏場に約3週間の購入休止期間があった後、Michael Saylor氏率いる積み増し機構が完全に再始動したことを裏付けている。この規模に匹敵する法人は他に存在せず、Strategyはこの資産クラスにおける圧倒的最大の法人クジラであり続けている。
MSTR株式発行で購入資金を賄う
資金調達の手法も、これまでのサイクルでStrategyが磨いてきたATM(アット・ザ・マーケット)型株式発行によるものだ。提出書類によれば、同社は今週で1,469,165株のMSTR普通株を売却し、2億4,620万ドルを調達した。このうち1億4,270万ドルがビットコイン購入に、1億350万ドルが変動金利型優先株STRCの買い戻しに充てられた。STRCの買い戻しは合計1,534,530株、金額にして1億5,170万ドルで、株式発行による収入に加え、手持ち現金4,810万ドルが上乗せされた。普通株を発行してビットコインを積み増す一方で優先株を償還していく、この二本立てのアプローチが資本構成を原資産と整合させ続けている。償還されたSTRC1株ごとに損益計算書から定期的なクーポン支払いが消え、優先株買い戻しプログラムにはなお7億2,350万ドルの枠が残存していると提出書類は明示しており、経営陣には今後数週間も優先債務を圧縮する余地がある。
クーポンを支える60.2億ドルの現金バッファー
購入そのものに加え、今回の開示はStrategyの優先配当を支える現金エンジンの姿も明らかにした。9月27日時点で、同社は米ドル建て資産として60.2億ドルを保有しており、内訳は優先配当と債務利息向けに充当済みの50.2億ドルの準備金と、汎用の現金約10億ドル。ドルデュレーションの表示は3.8年である。今週だけでも、優先配当の支払い向けに2,210万ドルが準備金から引き出された。Michael Saylor氏は更新された数値をX上で共有しており、STRCのビットコイン・クレジットスプレッドが、年間ビットコイン利回り10%、ビットコインボラティリティ40%の前提に基づき計算して49ベーシスポイントまで縮小したと述べている。このバッファーの意味は重い。優先クーポンは貸借対照表に対する固定請求権であり、BTCが大幅下落すれば最終的には「コインを売るか、現金を切り崩すか」の選択を迫られるからだ。とはいえ、担保拘束のない流動性が約10億ドルある現状では、その Trade-off の発動はまだ先の話である。
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夏の休止を経て積み増しが再開
今回の1,665枚の買い付けに先立ち、9月14日〜20日分として950 BTCを取得していた。取得額は約7,570万ドル、単価は平均79,670ドルで、この買い付けが夏場の約3週間に及ぶ購入休止の解消となった。休止期間中には、一部の取引でビットコインを6万5,000ドルを下回る水準で売却していたこともあり、現在の取得単価よりかなり低いレベルだった。それでもペースを上げての買い増しに踏み切ったことは、高い取得コストを覚悟の上での確信を示している。STRC自体への関心も高まっている。優先株は夏場に75ドルへ向けて急落したが、その大半を回復し、現在は98.50ドル近辺で取引されている。この戦略は企業経営の世界にも波及している。Capital Bは取得コストを下回る水準で段階的にビットコインを買い増し、保有量を3,538 BTCまで引き上げた。StrategyのHODLを軸とする積み増しモデルが、上場企業が今や踏襲するテンプレートになっている証拠だ。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、MEXCで現物・先物価格をライブで確認できる。
81,700ドル圏のサポートが上昇トレンドを守る
COINOTAG独自の42指標コンポジットS/Rスコアリングエンジンによる今回の開示をめぐる相場の読み解きは以下の通りだ。スポットは83,552ドルで取引されており、24時間で1.74%下落。直近の天井となる84,022ドルの抵抗は、Fibo 0.114とR1の重なり、さらにベアリッ・エンガルフィングの出現とATRアッパーによって補強され、81/100(STRONG)と評価された。一次サポートは81,717ドルで、スコアは77/100(STRONG)。根拠となるのはEMA20、BBミドル、SMA20、ATRロワーである。デリバティブの建築データは緩やかに強気だ。ファンディングレートは0.0048%、建築残高(OI)は159億ドル、ロング/ショートの口座比率は1.44となっている。Fear & Greed指数は74(Greed)、RSIは60.95、上昇トレンド内の強気MACDと重なり、81,717ドルが維持される限り強気シナリオは有効だ。ここを明確に割り込むとセットアップは無効化され、77,075ドルのサポート(69/100)が開くことになる。
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