Advertise手数料優遇デスク

普及

TRON (TRX)、第3四半期に2.21兆ドルのステーブルコイン決済を処理、TRON DAOが発表

TRON DAOの2026年第3四半期レポートによると、ステーブルコイン決済高は2.21兆ドル、累計は30兆ドル超、アクティブアドレスは9.8%増の1,800万に達した。ETF上場やカード決済シェア23.2%など機関・小売両面の進展を詳報する。

クリエイターになる
2026年10月13日, 04:09 JST1分で読めます
AI要約AI
  • TRON DAOが第3四半期レポートを公表、ステーブルコイン決済高は2.21兆ドルに到達
  • 累計決済額が30兆ドルを突破、日次平均決済高は240.5億ドルで前期比3.9%増
  • アクティブアドレスの月間移動平均が9.8%増の1,800万、日次は約350万
  • 手数料収入は7億1,400万ドルで前期比4.0%減、平均手数料は0.668ドルから0.643ドルへ低下
gate.com

ステーブルコイン決済高は2.21兆ドルに到達

TRON (TRX)の価格動向とは別に、当ネットワークの決済基盤としての実績が数字で裏付けられた。TRON (TRX) DAOが月曜日にジュネーブから公表した「State of TRON」レポートによれば、第3四半期に同ブロックチェーンで決済されたステーブルコインの総額は2.21兆ドルに達した。TRON DAOはコミュニティによる統治を担う分散型自律組織だ。累計の決済額も同じ四半期内に30兆ドルの大台を突破し、レポートはこれをステーブルコイン送金やデジタル資産決済のインフラとしての地位が固まった証拠と位置づけている。

細かい数字を見ると、1日あたりの決済高の平均は240.5億ドルで、第2四半期の水準を3.9%上回った。処理トランザクション数は約11億件とほぼ横ばいだが、2025年第3四半期と比べれば33.7%の増加となる。利用者側の拡大も続いており、アクティブアドレス数の月間移動平均は9.8%増の1,800万に達し、日次のアクティブアドレスは約350万で推移した。供給面では、流通中のUSDTとUSDDの合計が938.8億ドルとなり、四半期比で5.5%増加。TRONは全チェーンの中で最大のUSDT流通量を持ち、その規模は940億ドルを超える。ステーキングを含む総拘束価値(TVL)は282.1億ドル、うちDeFi限定では130.5億ドルだ。一方、手数料収入は減少に転じた。四半期の収入は7億1,400万ドル(1日平均756万ドル)で前期比4.0%減、1取引あたりの平均手数料も0.668ドルから0.643ドルへ下がった。なお、このレポートは決済、流動性、トークン経済、開発者活動、分散化、プロトコルガバナンスを追跡するもので市場データは対象外のため、TRON (TRX)の価格はその範囲外にある。同ネットワークは2018年5月にメインネットを開始し、TRONSCANによると累計のユーザーアカウントは4億800万超、累計トランザクションは150億件を数える。

機関投資家向けアクセスとカード決済

機関の扉が一段と開いた四半期でもあった。Canary Capitalは9月9日にステーキング型上場投資信託「Canary Staked TRX ETF (TRXS)」を上場し、TRON (TRX) DAOチームは9月29日にシカゴのCboeで終値の鐘を鳴らしてデビューを祝った。このファンドはTRXの現物パフォーマンスに連動し、日々の純資産価値に反映される受動的なステーキング報酬を上乗せする。ただし当メディアの先行取材が示すとおり、Canaryのステーキング型TRX ETFはその後、203万株で足踏みしている。保管と取引の面でも動きが相次いだ。Anchorage DigitalがTRXのステーキングとTRC-20の保管に対応し、BitnomialはTRXの先物取引を、Backpackは無期限先証と合わせて現物取引をそれぞれ開始した。Ethenaはデジタルドル製品のUSDeとsUSDeをネットワーク上に展開し、Ducatはビットコイン担保型のインフラを同チェーンのステーブルコイン経済へ接続した。

小売側の実態はカード決済データが物語る。今四半期に業界全体で処理されたステーブルコインのカード決済は43.1億ドルに上るが、そのうち約9億9,800万ドルをTRONが担い、シェアは23.2%となった。これは全ネットワークの中で首位であり、前期から12.4ポイントの拡大だ。ウォレットや開発者向けの連携も進んだ。MoonPayはTrust Wallet経由でガス代不要の取引を可能にし、利用者がネットワーク手数料のためにTRXを持つ必要をなくした。MetaMaskはSUN.io、JustLend DAO、BitTorrentへ対応範囲を広げ、Fireblocks Flowはウォレット決済に対応、Privyはウォレットとトランザクション管理のツールを拡充した。EcoとSTON.fiはステーブルコイン向けのクロスチェーンブリッジを拡大し、KiiChainは資産を24時間体制の外国為替・決済基盤に接続、OpenZeppelinはスマートコントラクトライブラリをこのネットワークにもたらした。同ネットワークのコードは公開のGitHubリポジトリで管理されている。ただし、ひとつ話題の項目はずれ込んだ。第3四半期を目標としていた耐量子署名のメインネット移行は、ガバナンス承認を待つ状態で10月8日時点でもテストネットに留まっており、当メディアの耐量子署名に関する報道がこの経過を追っている。

この四半期の本質は、コストの2本の数字が左右で示している。アクティブアドレスは9.8%増え、トランザクション数は前年同期比33.7%増となった。ところが手数料収入は4.0%減、平均手数料は0.668ドルから0.643ドルへと下落した。つまり利用は広がったのに、その利用の単価が下がったのだ。この組み合わせは決済レイヤーとしての仮説を支える一方、活動量あたりの収益を薄くさせている。Tronエコシステム全体では、保管、ETF、デリバティブにおける機関向けの整備が伝統的な資産運用者の参入障壁を下げているが、TRXSの株数が足踏みしている事実は、需要がまだ初期段階にとどまることを示す。耐量子署名の移行は第3四半期のメインネット目標を過ぎてガバナンス承認待ちであり、直近で注視すべき節目はここだ。

市場をリアルタイムで追いたい読者は、Bybitで現物・先物価格をライブで確認できる。

COINOTAGの編集・調査デスクです。

AI生成

AIによって生成され、AIによるレビューを経て、COINOTAGの編集監督のもとで公開されました。