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XRP Ledgerでトークン承認を強化する修正案2件が審査中、メインネット適用は先送り

XRP Ledgerでは、トークン承認チェックを強化する修正案PR #8648と#8650が審査中。AMMのLPトークンと残高を抱えたトラストラインの受け取り経路を厳格化し、有効化には80%超のバリデータ支持が2週間必要。

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2026年11月2日, 11:23 JST1分で読めます
AI要約AI
  • XRP Ledgerの修正案PR #8648と#8650が10月27日に提出され、11月2日時点で審査中
  • #8648はAMMプールのLPトークンの全受け取り経路で両資産の承認確認を義務化する案
  • #8650は残高を抱えたトラストラインによる追加受け取りを塞ぎ、償還経路は維持する案
  • 11月1日にRippleがエスクローから10億XRPを解除した
gate.com

2件が審査中、関連議論2件は既に終了

XRP Ledgerの開発者たちは、発行者が受け取り承認を求めるトークンについてアカウントの受け取り経路を厳格化する修正案2件の判断を下せていない。いずれもメインネットのルールには反映されていない。2件は10月27日(火曜日)にXRP Ledger FoundationのサーバーソフトウェアリポジトリへPR #8648およびPR #8650として提出されたもので、11月2日(月曜日)の時点でいずれもオープンのままだ。姉妹議論にあたる#8649と#8651は既にクローズされており、実質的な審査の現場は、より範囲を絞ったこの修正案2件に絞られた。

1件目の#8648は、自動マーケットメーカー(AMM)プールの流動性提供トークン(LPトークン)を対象とする。アカウントがLPトークンを受け取る際、プールを構成する2資産それぞれの承認要件を確認しなければ受け取りを完了させないルールを提案に盛り込んでおり、1つの資産でも承認されていなければ受け取りは止まる。流動性提供者は現在、鎖上でロックされた総額を示すTVLが記録されるこうしたプールに預け入れているが、提案文は「預け入れ時点だけで承認を確認しても、後のLPトークン移転は防げない可能性がある」との見方を示す。そのため確認範囲は支払い、トレードオファー、dApp経由のNFT売買、AMMオークションへの入札まで拡張され、LPトークンが動きうる全経路が対象となる。

2件目の#8650は、残高を抱えたままのトラストラインを扱う。現行の承認チェックは支払い経路において残高がゼロのときにしか作動しない。このため一度も承認を受けていないアカウントでも、少額の残高を持ち続けていればトークンを受け取り続けられる。修正案はこうした追加受け取りを阻止しつつ、既存残高を発行者へ返す償還経路は維持する。この範囲を絞った設計が、承認されていない残高のあらゆる利用を制限していた包括的な提案だった閉じられた#8649との違いだ。

Require Authと80%バリデータ支持への道

修正案2件は、発行者側の設定であるRequire Authを土台にする。この設定を付与されたトークンは、承認されたアカウントしか保有できない。公式ドキュメントは、その種のトークンを保有するにはアカウントのトラストライン、つまりアカウントとトークン発行者をつなぐ鎖上の関係が事前に承認されていなければならないと定めている。承認されていないトラストラインは、発行者がどのような審査を施していようと、当該保有者をまだ認めていないことを意味する。規制の対象は発行トークンに限られ、XRP価格の裏付けとなるネイティブ資産には発行者のゲートが不要だ。この分離が、台帳のトークノミクスを基軸通貨と切り離している。保有者を審査する発行者の一部(利払い型ステーブルコインの準備を進めるプラットフォームも含む)は、誰に資産を受け取らせるかを管理するためにこの設定に依存しており、今回審査中の受け取り経路がコンプライアンス上の意味を持つのはそのためだ。

有効化までの道筋は固定されている。修正案はトランザクション処理ルールを変えるもので、公式ドキュメントでは、ソフトウェアリリースに同梱された後、信頼済みバリデータの80%超の支持を2週間保持してはじめて有効化されるとされる。修正案2件はいずれもfixCleanup3_5_0と連動しており、その行方は当該リリースサイクルを経由することになる。日程は途中で動きうる。同じバリデータ支持条件のもと、fixCleanup3_4_0の想定有効化日は10月23日(金曜日)から11月4日(水曜日)へとずれた。オープン状態にある修正案2件は審査段階に置かれており、メンテナーはコードを読み、変更を求め、ロジックをリリース候補版に含めるかを判断する。マージ、リリースへの収録、バリデータ投票という段階が、メインネット適用までに控えている。

#8650が塞ぐコンプライアンスの穴

#8650が修正する残高残置の隙間は、理論上の問題ではなく現実のコンプライアンス上の穴だ。現行ルールでは、承認未満のアカウントが端数残高を抱えていればトークンを受け取り続けられるが、これはRequire Authを使う発行者が防ごうとしている事態そのものだ。包括的なクローズ済み提案ではなく範囲を絞った修正を選んだことで、受け取り経路を塞ぎつつ償還フローは温存できる一方、承認されていない残高の他の利用は将来の改訂に持ち越される。修正案2件を同時に審査に回すことでも、#8648のプール単位のチェックと#8650の残高単位のルールが同じ発行者管理を支えるため、修正同士の整合性が保たれる。台帳の活動自体は並行して続いている。オンチェーンデータでは24時間で18億XRPが移動する大規模なXRPの移動が送金量の高水準を維持し、11月1日(日曜日)にはRippleがエスクローから10億XRPを解除した。さらにRipple自身もRLUSDの直接償還を承認済み契約に限定しており、発行者側の管理が台帳を形作っている動きと整合する。残された課題は開発者側にある。2つのプルリクエストをマージし、リリースに収め、その後80%超のバリデータ支持を2週間確保すること。次のリリースサイクルが閉じるまで、何も有効化されない。

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