XRPとZECの現物ETF、10月15日に1,487万ドルの純流出
XRPとZcashを保有する米現物ETFは10月15日、合計1,487万ドルの純流出を記録した。前日の442万ドルの流入が1日で反転。ZCSHが1,476万ドルの流出を主導し、XRP側はFranklinの流入とBitwiseの償還が相殺された。NEAR ETFのみ113万ドルの流入。
AI要約AI
- Zcash ETF(ZCSH)が単体で1,476万ドルの流出を記録した
- FranklinのXRPZは364万ドルを設定し、BitwiseのXRP ETFは375万ドルを償還した
- BitwiseのNEAR ETF(NRR)は113万ドルを流入し、唯一の純流入商品となった
- XRP価格は1.33ドル付近で、24時間では0.8%上昇して推移した
更新 23:39 UTC:より長い期間で見ると、10月15日の流出は文脈の中で捉えられる。
1日で1,487万ドルが流出に転換
XRPとZcash(ZEC)を保有する米国の現物上場投資信託証券(ETF)が10月15日、資金流入から流出へと一転し、純計で1,487万ドルが基準価額から流出した。発行体が毎日公表する資金流動の開示データが示すもので、木曜日の1セッションだけでこの転換が起きた。前日の10月14日には両ファンドグループ合わせて442万ドルの純流入を記録しており、1日の償還がこの流入を打ち消して抹消、むしろマイナスに転じた形だ。日次の資金流動開示は、新規口の発行で資金が入る「設定」と、口の解消で資金が出る「償還」を記録する仕組みで、純計がマイナスということはグループ全体で償還が設定を上回ったことを意味する。流出の大半はZEC側からだった。Zcash ETF(ZCSH)単体で1,476万ドルが流出し、今回の数値の中で圧倒的に大きな金額となった。一方、XRP系商品全体の流出は10万4,500ドルにとどまり、規模は一段と小さい。さらにXRP側は発行体単位で明暗が分かれた。FranklinのXRPZファンドは364万ドルの純設定を吸収し、この日の両資産を通じて最大の単体流入となった。対照的にBitwiseのXRP ETFは375万ドルを払い戻し、Franklinの増加をほぼ相殺して、資産全体ではかろうじてマイナスにとどまった。このペア以外で唯一、流出に逆行したのがBitwiseのNEAR ETF(NRR)だ。レイヤー1ブロックチェーンプロトコルであるNEAR Protocolを追跡する同ファンドは113万ドルを吸収し、この日の開示セットで唯一の純流入となった。現物市場はこの償還をほぼ受け止めなかった。XRPの価格はセッション中1.33ドル付近を維持し、執筆時点では24時間で0.8%上昇している。2ファンドグループから1,487万ドルが流出した日にもかかわらず、相場に目立った痕跡はまだ残っていない。
より長い期間で見ると、10月15日の流出は文脈の中で捉えられる。米国の
XRP現物ETFは、7月10日終了の週以降、13週連続で純流入を記録し、累計の設定額は約18億ドルに達している。トークン価格が過去1年で約50%下落している中での数字だ。ただし流入のペースは減速している。9月25日終了の週の流入は7,560万ドルだったが、その後2週間は470万ドル、1,130万ドルに縮小し、10月には純流入ゼロのセッションも複数あった。反転前日の10月14日には、XRP現物ETFはそれでもわずか74万ドルの流入を確保していた。また、手数料0.19%〜0.50%の新しい現物商品が従来型の商品に圧力をかけ始めており、Rex-OspreyのXRPRは1.73%安の10.79ドル、先物ベースのVolatility SharesのXRPIは2.56%安の7.04ドルとなった。アナリストは1.29ドルのサポートと1.40ドルの回復が次の方向性を決める水準だと指摘している。
価格は静かに下落を続けている。XRPの直近の取引価格は1.3116ドルで、24時間で1.66%下がった。時価総額は827億1,880万ドル、24時間の出来高は約10億ドルだ。当メディアの合成サポート・レジスタンス判定では、直近のレジスタンスを1.4169ドル(96/100)、直近のサポートを1.2456ドル(91/100)と評価し、いずれも強い水準としている。なお直近の下値候補には1.3096ドル(85/100)も重なっており、現価はこの帯の中にいる。ポジションはロング寄りが続いている。デリバティブの建玉データでは未決済建玉が約8億8,979万ドル、ロング/ショートの口座比率は3.67で、追跡対象口座の約78.6%がロング側に建てている。ファンディングレートは0.0006%とほぼ中立で、ロングバイアスは保たれている。ただし1.3096ドルを下抜け、さらに1.2456ドルまで落ちれば、このロング寄りの構図は即座に圧力を受ける(23:38 UTC 時点)。
FranklinとBitwiseが逆方向に動く
XRPファンドグループ内部の分裂こそ、この日が一律の資金引き上げではなかったことを示す材料だ。開示セットの米国XRP ETFはFranklinとBitwiseの2本が占めるが、10月15日、同じXRPを裏付けとしながら両社は逆方向へ動いた。XRPZは364万ドルの新規資金を集め、Bitwiseの
XRP ETFは375万ドルを払い戻した。同じトークンを保有する2商品の間に約739万ドルの開きが生じた計算になる。この乖離について、両発行体とも数値と併せて説明を公表していない。資産全体の結果は10万4,500ドルの純流出で、ZCSHの1,476万ドルに比べれば誤差に近い規模だ。重い流出を供給したのはZcashだ。プライバシー資産であるZcashのシールドトランザクションは、クリプトミキサーに近い機能を果たすもので、その単一商品が開示の他の全項目を合計した分を上回る流出を記録した。NRRへの113万ドルの流入もあり、資産別の流れは一方向ではなく混在していた。なお、XRP自体はXRP Ledger上で決済される。同台帳のコンセンサスメカニズムはマイニングではなく独立に設定されたバリデータに依存しており、この日のファンド単位の動きはその決済層には一切触れていない。より意味のある比較は1日前にあり、10月14日のXRPとZECの両グループは合わせて442万ドルを流入させていた。その符号が24時間以内に反転した。開示データそのものが示すとおり、ETFの1日分の資金流動はトークン価格の方向や中期的な需要の行方を決めるものではなく、投資家が1セッションで何をしたかを記録するにすぎない。
1セッションのデータが語れることと語れないこと
2ファンドグループの1回の数値は標本として狭く、内部の分裂が読み取りを難しくしている。同じ資産に対してFranklinが364万ドルの設定、Bitwiseが375万ドルの償還と対照的な動きを見せた点は、XRPエクスポージャーからの足並みの揃った撤退ではなく、発行体単位のローテーションを示唆する。現物の動きもそれを裏付ける。夏のレンジを完全に失ったばかりのトークンは、ファンドが資金を吐き出す中で1.33ドルを維持した。中長期の見通しには擁護者も依然存在し、直近のデスク分析は16億ドル規模の米ファンド残高を背景に、XRPを12カ月の最良の投資対象に挙げている。こうした商品で初めてポジションを検討する読者には、クリプトETF・ファンドへの投資ガイドを用意している。10月16日のセッション終了後に公表される次回の発行体開示が、流出が反復されたのか、あるいは再び反転したのかを明らかにする。
AIによって生成され、AIによるレビューを経て、COINOTAGの編集監督のもとで公開されました。

