JPMorgan(JPM)債券部門の収益、予想を5億ドル以上下回る
JPMorgan(JPM)の第3四半期債券取引収益は54億ドルで、アナリスト予想を5億ドル以上下回り2年超ぶりの減収。一方の株式部門は前年同期比49%増の50億ドルに拡大した。
2年ぶりの債券部門減収
銀行決算シーズンの幕開けとなった第3四半期で、JPMorgan Chase(JPM)が最初に見せた数字は歓迎できるものではなかった。債券取引部門の収益がアナリスト予想を5億ドル以上下回ったのである。同部門の四半期収益は54億ドルで、前年同期比4%減。2年以上ぶりの減収となった。
問題は、債券トレーダーには追い風のはずの環境だった点にある。火曜日時点で米10年債利回りは5.2%近辺に位置していた。然而、高金利の長期化を見込む市場の期待は、顧客の取引行動にはつながらなかった。Bloomberg Intelligenceの米銀行シニアアナリスト、Herman Chan氏は、この金利見通しこそが9月中に顧客を傍観者に留まらせた原因だと直接結びつけて説明した。さらに銀行全体の収益、純利益もいずれもアナリスト予想を下回っており、債券部門の不振が他の損益項目で補われることはなかった。
トレーディングフロアの反対側を担ったのは株式部門だ。JPMorganの株式取引収益は50億ドルで、前年同期比49%増を記録した。債券が足踏みする中でも株式フランチャイズは拡大を続けた形である。ただ、この逆転現象は第4四半期に扱いにくい構図を残す。Chan氏は第4四半期の取引収益に季節的な減速を見込んでおり、今四半期を押し上げた株式の活況はAI(人工知能)関連取引に依存している。火曜日は半導体株が売られ、そのAI取引自体が揺らいだ。ここが後退すれば、2年超ぶりとなる債券部門の減収を下支えしてきた成長エンジンを失うことになる。
Goldmanが四半期の基準を牽引
同じ街の向かいでは、Goldman Sachsが基準を示した。同社の株式部門収益は64億4,000万ドルで、前年同期比72%の大幅増。一方の債券部門が34億7,000万ドルにとどまり、そのほぼ2倍に達した。債券部門は前年同期から1%減ったものの、両部門を擁する部門全体では前年同期比32%増の134億6,000万ドルに成長している。Chan氏は第3四半期に関して、Goldmanを Gold standard(金字塔)と評した。
この明暗を分けたのは金利環境である。ニューヨーク連銀のJohn Williams総裁は火曜日、年内にもう一段の利上げが適切だとの見解を示し、2027年には追加利上げを見込まないと述べた。最新の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、大多数の当局者が2026年の追加利上げを支持した。JPMorgan自身の社内見通しも12月の追加利上げを織り込む。高めの金利は貸出側の収益を健在に保った。貸出の収益と預金のコストの差にあたる純金利収入は、前年同期比12.8%増の270億4,000万ドルに達した。
信用品質に幅広い警戒材料はなかった。唯一の注意点はWells Fargoが示した。貸出損失引当金として10億3,000万ドルを計上しており、前年同期の6億8,100万ドルから増額された。とはいえ四半期の主役は信用ではなく取引だった。顧客は債券市場を見送る傍らで大口の株式売買を行い、株式側の売買高がそこに陣取る部門の収益を押し上げた。
スコア付きサポートの直上で推移
JPMorganの株価は直近の取引で332.73ドル、24時間で1.38%下落しており、321.64ドルから344.98ドルのレンジ内にある。COINOTAGの独自データによる総合スコアリングでは、最強のサポートは331.21ドル(100点満点中90点)、最強のレジスタンスは338.06ドル(同100点)と判定されている。日足のRSIは37.3、トレンド判定は横ばいだ。株価は最高スコアのサポートの直上に踏みとどまっている。構造を変えるのは決算の予想外れそのものではなく、この水準を明確に割り込んで終えるかどうだろう。
AIによって生成され、AIによるレビューを経て、COINOTAGの編集監督のもとで公開されました。

