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Metaplanet、ビットコイン(BTC)購入予算を334億円に拡大

Metaplanetがビットコイン購入予算を80億円増額し約334億円へ引き上げ。10月14日から31日に約253億円の自社株買いを完了し、社債完済分の資金を仮想通貨購入へ振り替えた。執行は2028年4月まで。

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2026年11月2日, 21:34 JST1分で読めます
AI要約AI
  • 10月13日設定の自社株買い上限は600億円、10月末までに約40%を執行
  • プログラム総額は371億3,500万円、購入枠は334億2,200万円へ
  • ビットコイン価格は77,800ドル付近、時価総額は約1兆5,700億ドル
  • 78,005ドルが抵抗水準、75,046ドルが最強のサポートライン
bitget.com

253億円の自社株買いを完了

Metaplanetは11月2日付の開示で、ビットコイン (BTC)の購入に充てる資金を80億円増額し、総額を約334億円に引き上げたと発表した。同じ発表の中で、10月14日から31日にかけて約253億円の自社株買いを実行したことも確認されている。増額分の80億円は、もともと社債の償還に充てる予定だった枠だ。社債は手元資金で全額返済済みのため、償還の項目が消え、この資金がコインの購入へと振り替えられた。振り替えの意味は財務の軌道にとって大きい。社債を清算すればバランスシートから固定返済義務が外れ、買い付け力を損なわないまま負債面が軽くなる。この結果、ビットコイン購入予算は約254億円から334億円へと拡大し、支出は2026年4月から2028年4月までの期間にわたって執行される計画になっている。自社株買いの方は、10月13日に設定された600億円の上限の下で進められた。10月末までに約40%が執行済みで、11月分の集計には10月14日に実施された約193億円の追加買付けが含まれる。この種の買戻しは庫藏株式を除く発行済み株数を減らすため、持ち続けた株主の持分比率が自動的に高まる。配当を支払わずに価値を株主へ還元する、標準的な株主還元手法だ。執筆時点でビットコインの価格は77,800ドル付近にあり、直近24時間でほぼ横ばい。時価総額は約1兆5,700億ドルで、10月以降に冷え込んだ相場を前に、拡大した予算が位置している。

拡大した予算の原資は、新株予約権の行使による資金調達だ。新株予約権は、あらかじめ定められた条件で新株に転換される金融手段である。当初の計画では調達資金は社債償還に向けられる予定だったが、80億円の社債が手元資金で完済されたことを受け、同社は使途を修正した。償還の項目を外し、代わりに購入の項目を拡大した形だ。プログラム全体の総額は371億3,500万円のままで、動いたのは内訳だけである。ビットコイン購入枠は254億2,200万円から334億2,200万円へ増額され、一方でビットコイン収益事業に充てる37億1,400万円の配分は据え置かれた。終了時期も2027年4月から2028年4月へと1年延期され、拡大した予算を消化するための猶予が長くなった。コインをファンド構造の内部で保有するETFと異なり、この種の企業の財務戦略は自社のバランスシート上で直接コインを積み増す点が特徴だ。この規模で買い付ける主体は、大口の指値注文が市場全体のフローに対して識別できるほど大きい参加者、いわゆるクジラ(仮想通貨の大口保有者)の区分に位置づけられる。並行して走る自社株買いが第二の層を加えている。10月14日から31日にかけて、同社は10月13日設定の600億円の枠の下で約253億円の自社株式を消却しており、上限の大半は未執行のまま残る。持ち分を維持する株主にとって、買戻しは将来の業績に対する比例的請求権を引き上げる。一連の動きを併せて読むと、同社は株数を縮小させながら、2028年までコインの買い付けを続ける長期のhodlポジションを拡大している構図が浮かぶ。

弱含み相場での買い増し

拡大した予算は、まだ下方向へ傾いた相場に降りてくる。総合トレンド指標は弱気を示しており、価格は100点満点中97点をつける78,005ドルの水準の直下に置かれている。10月に2年連続となる月間下落を記録した10月の連続下落の余波だ。下方では75,046ドルが100点満点中89点で、現在のビットコインのテクニカル分析において最も強いサポートラインとなっている。ポジションの付き方は混雑よりむしろ慎重だ。ロング/ショート口座比率は2.28とロング寄りであり、資金調達率は0.0050%でレバレッジは中立圏に近い。78,005ドルを上に取り戻せば、相場が新たな買い付け窓口へ向けて78,000ドル付近で下値を保ってきたとのシナリオが強まる。逆に75,046ドルを割り込めば、そのシナリオは試される。Metaplanet自身にとって、今回の変更は性質の転換を意味する。債務ではなく手元資金で賄われた財務戦略が、防御的な値動きの続く相場の中で、自らのペースで買いを進めている。

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