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プライバシー特化型アルトコインのハッシュレートが7.06GH/sに到達、過去最高の93.6%まで接近

Monero(XMR)のネットワークハッシュレートが約7.06GH/sに達し、1月16日の過去最高7.54GH/sの93.6%まで接近した。XMRは608.31ドルで取引され、一年前から72.7%上昇。上位3マイニングプールが計算能力の約60%を占有する現状も解説する。

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2026年10月27日, 11:26 JST1分で読めます
AI要約AI
  • Monero(XMR)のネットワークハッシュレートが7.06GH/sに達し、1月16日の記録7.54GH/sの93.6%まで回復した。
  • XMRは608.31ドルで取引され、24時間で3.1%上昇した。
  • XMRは一年前から72.7%上昇したが、1月の約798ドル高値からは約24%下に位置する。
  • 10月26日時点でSupportXMRが26.3%を占め、上位3プール合計は計算能力の約60%。
bybit.com

記録まで6.4%に迫るハッシュレート

プライバシー特化型のアルトコインMonero(XMR)は火曜日、前24時間で3.1%高の608ドル付近で取引されており、水準は一年前から72.7%上昇している。ただし値動きは物語の半分にすぎない。XMRは1月に約798ドルの過去最高値を付けているため、強い一年を経ても火曜日の水準はその目標よりおよそ24%下に位置する。市場が示すのがこの一年の上昇率なら、ネットワーク自体が示すのがマイニングの拡大だ。マイニング統計プラットフォームのデータによると、火曜日早朝のネットワークハッシュレートは約7.06GH/sに達し、1月16日に記録した過去最高の7.54GH/sの93.6%まで迫った。両者の差はわずか6.4%。直近30日で12.93%、90日で31.31%の増加を踏まえると、記録への接近は緩やかな趨勢ではなく、最近になって急勾配で進んだものだ。ハッシュレートとはマイナーがチェーンに投入する計算能力の総量であり、高いほど全ノードが保持するブロックを書き換える攻撃に攻撃者が支出しなければならないコストも増える。価格が72.7%上昇した一年間にセキュリティ基盤が並行して拡大したのは、値上がりがマイニング基盤を置き去りにしがちなこの市場では珍しい組み合わせだ。とはいえ価格とハッシュレートは常に連動するわけではない。報酬が電気代を賄えなければマイナーは機械を止めるため、記録が射程内にあるという事実は、一週間の好調ではなく持続的なマイニング経済性の証左となる。スポット取引の気配は608.31ドル、ハッシュレートを測定した同日朝の602ドル付近の水準から上昇しており、新たな計算能力が高い報酬を追ってMoneroネットワークへ流入している。

上位3プールが計算能力の6割を保有

Moneroのチェーンが採掘に使うRandomXは、普通のCPUでも参加できるよう設計されたアルゴリズムで、参加を専用ハードウェアの農場に集中させず多数のマシンへ広げる意図がある。だがアルゴリズムは誰が採掘できるかを決めるだけで、マイナーがどのプールに機械を向けるかまでは決めない。プールデータがその第二の問いの答えを示す。10月26日(月)時点の構成比では、SupportXMRが全ハッシュレートの26.3%、NanoPoolが17.3%、Criptexが16.4%を占め、上位3プール合計でネットワークの計算能力の約60%を握っていた。うち2つが連携するだけでブロック生成の3分の1超を支配できるため、集中をめぐる議論は理論から測定可能な問題へと移りつつある。マイナーは自由にプールを替えられるため構成比は短期で変わりうる、というのが定番の反論だが、26.3%という首位のシェアは容易に覆れる規模ではない。Moneroチームは「ネットワークセキュリティとコード開発の両面で最高水準の分散化を提供することに注力している」と述べ、批判に自ら答えている。報酬面は両刃の剣だ。608ドルの相場では、一年前からの72.7%の上昇分だけ各ブロック報酬のドル換算価値が増えたが、計算能力が集まるほど難易度も上がるため、高い価格が個々のマイナーの利益を保証するわけではない。2026年にMoneroのマイニングが依然として成立するかは、コインの相場と同じだけ難易度曲線次第になる。プライバシー設計はもう一本の柱であり、トラフィック遮蔽層のKovriがMoneroの取引プライバシーと連動し、送金者と金額を公開記録の外に保つ。もしネットワークが7.54GH/sを突破すれば、新しい記録の最寄りに座るのは同じ3プールだ。セキュリティの見出しが最も強い今まさに、その集中の問いの重みが増す。

現物は608ドル、1月高値から24%下

当社データデスクの読みでは、XMRは24時間で3.1%高の608.31ドルで取引されており、ハッシュレート測定時に記録された602ドル付近から上昇、時価総額は約114億6,000万ドル、24時間出来高は9,120万ドルとなる。本稿が対比してきた約798ドルの1月高値と火曜日の水準の間には依然約24%の差があり、72.7%の年間上昇をもってしてもその溝は半ばしか埋まっていない。当社のMoneroのテクニカル分析ページも、同じ2つの水準を追跡している。コインの見通しに関する先行取材は年末にかけてビットコインを上回るとの見立てを伝えており、記録まで6.4%に迫るハッシュレートは、同じ賭けのマイニング側の裏付けといえる。

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