Bitcoin(BTC)、1,200万円割れ ― bitbankアナリストがFOMC利上げリスクを指摘

Bitcoin(BTC)が1,200万円を下抜け。米PPIの上方ブレでFOMC利上げ観測が増大し、bitbankは75,500ドルのサポートを注視。Pompliano氏はトランプ氏の5,000ドル給付金とBTCを結びつけた。

(03:07 UTC)
1分で読めます
AI要約AI
  • Bitcoin(BTC)は9月11日正午時点で約1,190万円で取引された
  • bitbankの長谷川裕也氏は75,500ドルをレンジ下限、70,000ドルを次の下値目標と指摘
  • 米財務省の長期債買入枠は60億ドルで、市場予想の700億〜900億ドルを大幅に下回った
  • Pompliano氏は9月10日のX投稿で5,000ドル給付金がbitcoin需要を押し上げると論じた
k7rq2fdm

米PPIの上方ブレで1,200万円のラインが崩れる

今週の相場では円建てペアが下落の主役となった。Bitcoin(BTC)は9月11日の正午時点で1,190万円付近で取引されている ― これは、Bitcoin市場の主要ペアを週次チャートで検証したbitbankアナリスト、長谷川裕也氏のレポートに基づく確認値だ。当編がこのチャートを追い直したところ、下落の起点は月曜にある。米雇用統計が市場予想を上振れし、日銀の追加利上げ観測が高まったことでドル安・円高が進み、ペアは1,250万円から1,200万円台へと押し下げられた。週中にはいったん反発したものの、米財務省が長期債の買入枠を60億ドルと設定したことで失速する。市場が織り込んでいたのは700億〜900億ドル規模であり、さらに今後の買入枠は最低400億ドルで維持されるとされたことで、流動性供給への期待は剥がれた。決定的なブレークは9月10日だ。8月の生産者物価指数(PPI)が総合・コアともに前年同月比で加速し、来週の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測を固めたことで、BTCは1,200万円を明確に割り込んだ。同日はトランプ大統領がイランとの紛争が中間選挙を超えて続くとの見解を示したことで原油が急伸し、ペアは一時1,180万円にまで下押ししている。金利観測の揺れは激しい。先週は、クリストファー・ウォラー連邦準備制度理事会(FRB)理事がインフレが抑制されている間は据え置きを支持したことで、フェドファンド先物に織り込まれた9月利上げ確率は約40%まで低下した。しかし雇用統計とPPIで利上げ警告が復活し、議長がジャクソンホールで「インフレが再加速すれば行動する」と述べていたことが背景に浮かび上がる。長谷川氏が注目するのは、今回の会合で経済見通し(SEP)が更新される点だ。金利は据え置きでも、年末利上げを示すドット・プロットの支持者が増える可能性がある。同氏は9月15日の手続きによりCLARITY Actが上院本会計の討議に進むことを潜在的上振れ材料としつつも、FOMCに対しては及ばない可能性を指摘。下値のめどとしては75,500ドル(約1,163万円)をレンジ下限と位置づけ、ここを割れれば70,000ドル(約1,080万円)が次の下値ターゲットになるとしている。

Pompliano氏の5,000ドル給付金シナリオ

FRBをにらむ投資家の一方で、需要側では財政面のストーリーが立ち上がりつつある。バランスシートにbitcoinを保有するナスダック上場のProCap Financialの会長兼CEO、アンソニー・ポンピリアーノ氏は、9月10日のX投稿の中で、政府が配る金額が増えるほど、bitcoin、金、土地の価格は上昇すると論じた。この発言は、トランプ氏が9月9日、ダラスで開かれた共和党全国委員会の中間選挙サミットで示した公約への応答だ。共和党が11月の選挙で上下両院の過半数を維持できれば、成人の米国市民全員に5,000ドルを支給するという内容である。実現には議会の承認が必要で、J.D.バンス副大統領は富裕層を支給対象から除外する考えを示し、関税収入を財源にできると示唆した。9月10日にはホワイトハウスの声明がこの案を「トランプ・ディビデンド」と命名した。市場の初反応は中枢だった。9月10日朝の時点でBTCは78,000ドルを下回って推移し、前日の午後から続く77,500〜78,500ドルのレンジ内に収まっていた。アナリストがこうした給付金を注視するのには前例がある。2020年4月、Coinbaseのブライアン・アームストロングCEOが1,200ドルの入金急増を示すチャートを共有し、Binance USの担当者も同様の流入に言及。一部の給付金が取引所に流れ込んだことを示唆する動きだった。受給者がホールドするのか使うのかはこのシナリオの成否を分ける論点であり、ベンチャーキャピタリストのティム・ドレイパー氏は9月10日、小売業者が最終的にbitcoinでの支払いのみを求めるようになる可能性を予測し、日常の商取引におけるBitcoinマキシマリズムへの漂流を描いた。ポンピリアーノ氏の主張は突き詰めれば、ハービングで上限管理されるbitcoinの供給が、新規の法定通貨流入と出会う構造に立脚している。当編デスクが検証した別の中間選挙年のプレイブックは、11月の選挙が好転すれば選挙後にBTCが約50%上昇してきた歴史を整理している。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、MEXCで現物・先物価格をライブで確認できる。

二つの追い風と、一つの希少資産

当編の集計データはこの衝突を数値で映し出す。Fear & Greed Indexは61/100(Greed)、Bitcoinの追跡ユニバースに占めるシェアは67.9%、追跡対象の時価総額は2.29兆ドルに達する。金融引き締めと財政出動が交差する局面だ。希少資産はこの締め付けを吸収できる余地を持つが、当編がBitcoinにとってのマクロ試金石として指摘した住宅市場の供給過剰は、依然として未解決のままである。

COINOTAG News Desk

COINOTAG News Desk

COINOTAGの編集・調査デスクです。

News Deskの仕組み
AI生成

AIによって生成され、AIによるレビューを経て、COINOTAGの編集監督のもとで公開されました。