Bitmineのイーサリアム(ETH)保有量が602万枚に達成 供給比5%目標へ迫る
Bitmineのイーサリアム保有量は週次購入を経て601万6,414枚となり、評価額は約164億ドルに達した。発行量の4.9%を確保し、5%目標まで残り約8.9万枚。保有の84%はMAVAN経由でステーキング中だ。
AI要約AI
- Bitmineのイーサリアム保有量は10月5日の開示で601万6,414枚となった
- Tom Lee氏は2025年6月30日以降、毎週欠かさずETHを購入したと述べた
- Bitmineは506万7,309枚(保有の84%)をMAVAN経由でステーキング中
- 7日間年利回りは2.63%、年間ステーキング収益は3億6,300万ドルと開示
Bitmine、600万ETHの大台を突破
Bitmine Immersion Technologies社のイーサリアムの保有量が601万6,414枚に達した。10月5日付の企業保有状況の更新によれば、直近1週間で1万5,112枚を追加購入しており、発行量の5%取得という同社の目標まで残すところ約8.9万枚となった。同更新では、基準価格を1枚2,726ドルとした場合の評価額は約164億ドルで、発行総量1億2,210万枚に対する割合は4.9%としている。執筆時点でEthereum(ETH)の価格は約2,704ドル、24時間で0.2%の上昇となっており、同社の基準価格は市場価格をわずかに上回る水準だ。
Tom Lee会長は、この積み増しが一度も途切れたことのない連続記録だと強調した。「Bitmineは2025年6月30日に
イーサリアム (ETH)保有戦略を開始して以来、毎週欠かさずETHを購入してきた」と同氏は更新の中で述べている。直近の購入は、9月下旬の1万7,362枚の取得に続くもので、この取得で保有量は600万枚の大台を突破した。当時の保有量は600万1,302枚で、5%目標に対する達成度は98%だった。同社はこの蓄積実績に加え、自社を世界最大のETH保有企業、暗号資産保有企業全体でもStrategyに次ぐ第2位と位置づけている。ただしこの順位は同社自身の説明であり、更新資料では比較対象となる他社の明細は開示されていない。5%の取得が実現すれば、約20枚に1枚のETHが単一企業のバランスシートに載ることになる。
保有量の大半はすでに報酬を生み出している。Bitmineは506万7,309枚(約138億ドル)を、自社のMAVANプラットフォームと外部のステーキング提携先を通じて運用に回しており、これは総保有量の84%にあたる。最新開示での7日間年利回りは2.63%で、この水準を現在の構成のまま1年間維持した場合の年間ステーキング収益は3億6,300万ドル、保有量全額をステークした場合は4億3,100万ドルに達するという。MAVANはMade in America Validator Networkの略で、2026年前半に開始され、その後機関投資家やカストディアンなどエコシステム参加各社へも開放された。イーサリアムはプルーフオブステーク方式を採用しており、トークンをロックしてバリデータを運用または支援する参加者に報酬が支払われる仕組みで、Bitmineはこの仕組みを大規模に活用している。
ステーキング収益はすでに会社の実勢を占める規模に達している。5月31日までの3か月間で、ステーキングとバリデーションは4,570万ドルの売上を計上し、四半期総売上4,650万ドルの98%を構成した。当時のステーク量は約490万枚で、現在の506万枚超からさらに増加している。10月4日時点の保有資産は、214 BTCのほか、現金・有価証券6億4,300万ドル、Beast Industries株1億8,000万ドル、Eightco株1億1,700万ドル(同社はこれらを「ムーンショット」と呼ぶ)を含め、暗号資産・現金・投資の合計は174億ドルにのぼる。自社株の買い戻しも進めており、Lee氏は2026年の最初の9か月間で2,100万株のBMNR株を取得したと明かし、これを暗号資産保有企業としてこれまでで最大の自社株買いと述べた。会社開示の取引データによれば、BMNRの平均日次出来高は10月2日までの5営業日で8億2,700万ドル、米国上場5,704銘柄中125位という。同氏は
イーサリアム (ETH)の相対的な強さについても言及し、第3四半期にETHがS&P 500を6,832ベーシスポイント上回ったと述べた。原油価格の上昇、金利の上昇、そして自身が「タカ派的」と評する米連邦準備制度理事会(FRB)の姿勢があっても、というのがその論拠だ。今週は「仮想通貨の強気相場が進行中、このサイクルは最大規模になる可能性が高い」と題した10月の会長メッセージの発表が控えており、10月7日にはシンガポールで開催されるToken2049での基調講演も予定されている。
2,805ドルの抵抗線に注目
同社は同じ更新の中で、目標までの距離をより狭い数値で示した。5%の節目に向けた達成度は現在99%となり、9月下旬の600万枚突破時に示された98%から上昇している。Tom Lee氏はさらに、蓄積実績を自社株のパフォーマンスと対比させ、2026年の最初の9か月間でETHが10%下落したのに対し、Bitmine株は同期間で3%の下落にとどまったと指摘した。同氏は、タカ派的な米連邦準備制度理事会(FRB)、原油価格の急騰、世界的な債券利回りの上昇にもかかわらず、第3四半期にイーサリアムがS&P 500を68.32ポイント上回ったとする主張を繰り返しており、この比較をもって、トレジャリー戦略が保有資産自体を上回る成果を上げていると論じている。
10月5日の開示では、直近1週間の購入額もドル建てで示された。購入した1万5,112枚のETHは、同社自身の計算によれば直近の価格水準で約4,100万ドル相当で、2025年6月30日に戦略を開始して以来15か月間一度も途切れていない連続購入の一部となる。Tom Lee氏は同じ更新の中で、暗号資産が強気相場サイクルに入りつつあるように見えると述べ、9か月間でBitmine株が3%下落したにとどまったのに対しETHは10%下落したという自社株とETHの比較を改めて示した。一方、保有の集中をめぐる問題にも関心が集まっており、単一企業が発行量の5%に迫ることは、資産を1つのバランスシートに集約する一方で、市場の流通量を引き締めると指摘する観測筋もいる。規模感としては、東京グロース上場のTORICOは自社を日本有数のイーサリアム運用会社と位置づけており、9月時点での保有量は約2,975枚だった。
複合S/Rスコアリングが描く相場構図は、2,520.8900ドル(24時間で1.91%安)の現物を挟んで上下に強い水準を並べる。上値では2,701.5026ドルの抵抗線がボリンジャーバンド中央、R1、フィボナッチ0.114、LVNの合流として82/100と最も強く、2,633.9852ドル(ピボットポイント、スイングロウ、月次ピボットから71/100)が直近の壁になる。下値は2,318.1458ドルのサポートがEMA100、EMA200、フィボナッチ0.382、HVNから76/100で最重量だ。RSIは42.02、MACDシグナルは弱気で、トレンドは横ばいだ。ポジショニングは買い側に傾き、資金調達率は0.0010%、未決済高は110億1,719万2,945ドル、ロング/ショートアカウント比率は2.44(ロング70.9%対ショート29.1%)、恐怖と強欲指数は「強欲」の64を示す。2,633.9852ドルを上抜けられなければ2,596.4729ドル(一目均衡表の基準線、LVN200、1日予想変動幅上限から61/100)の試験が先で、ここを割り込むと次は2,476.9653ドル(スーパートレンド、ケルトナーバンド下限、PMOから63/100)が視野に入る(13:52 UTC 時点)。
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