Coincheckがイーサリアム(ETH)積立キャンペーンを開始、最高1万円分のリワード
Coincheckが積立購入ユーザーに最高1万円分のETHを進呈。イーサリアムの2025年Q3は66.55%上昇、ETF流入100億ドル超と企業購入が牽引した。
AI要約AI
- Coincheckが積立購入キャンペーンで最高1万円分のETHを進呈、9月8日23:59(JST)締め切り
- 月額5万円以上の積立設定で満額の1万円分、1万〜3万円未満では1,000円分のETHを付与
- Ethereumは2025年7月〜9月期に66.55%を記録、2016年以来最高のQ3成績
- 米現物Ethereum ETFへの純流入累計が100億ドル超、2025年8月だけで約40億ドル
Coincheck、積立購入者にETHを進呈
東証上場の暗号資産取引所Coincheckは、同社の「Coincheckつみたて」積立購入プランを新規で開始、または月額購入額を増額した顧客に対し、最高1万円分のイーサリアム(ETH)リワードを進呈するキャンペーンを実施している。取引所の公式キャンペーン告知による。エントリーは2026年8月21日12:00(JST)に開始し、9月8日23:59(JST)に締め切られる。対象となるのは、積立購入を初めて利用するユーザーと、月額設定を1万円以上増額する既存ユーザーの双方で、期限までに専用キャンペーンページから申し込む必要がある。リワード額は新規・増額分の金額に応じて段階的に決まる。月額1万円以上3万円未満ならETHで1,000円分、3万円以上5万円未満なら4,500円分、5万円以上なら満額の1万円分だ。たとえば月1万円で積み立てている顧客が4万円に引き上げた場合、増額分3万円の階層で対象となる。重要なのは、リワードが即時付与ではない点だ。最大額を受け取るには、10月7日以降、BTCまたはETHを月5万円以上のペースで3か月連続購入し、合計15万円の購入コミットメントを維持しなければならない。BTCのみを積み立てるユーザーもリワードはETHで受け取り、両銘柄を購入する場合は新規・増額分の合計額で判定される。ETHの付与数量は、リワード配布時にCoincheckのレートで確定する。同告知によれば、付与は2026年12月下旬頃に取引口座へ着手する見込みだ。9月分の購入代金は9月28日に指定の銀行口座から引き落とされ、最初の購入は10月7日に執行される。引き落としの失敗や購入スキップがあれば適格性は失効する。同社の積立購入サービスは月1万円から1,000円刻みで、デイリー・マンスリー両プランに対応し、送金手数料やサービス手数料は無料だ。ただし、購入価格には0.1%〜4.0%のスプレッドが組み込まれており、急激な相場変動時には拡大し得る。取引所自身も「リワードのみを金額設定の判断材料にすべきではない」と注意を促す。少額予算の層には、競合のSBI VC Tradeが500円からの積立購入を日次・週次・月次の頻度で受け付けていることも、選択肢として念頭に置きたい。
ETHが66.55%を記録した四半期
こうした小売り向けの訴求は、この資産がほぼ10年ぶりの強さを見せた四半期を背景に登場した。終了した2025年7月〜9月期にイーサリアムは66.55%のリターンを達成。これは過去のQ3実績として3番目に高く、2016年以来最高の四半期成績となった。直近のベンチマークは2020年の「DeFi Summer」期で、そのときのリターンは59.5%。一方、同期間のビットコインの上昇はおよそ6%〜10%にとどまり、今回の上昇はアルトコイン市場全体の押し上げではなく、ETH固有の需要を反映したものだったことがわかる。米現物Ethereum ETFへの純流入累計はこの期間に100億ドルを突破し、2025年8月単月だけで約40億ドルが流入した。さらに企業の財務戦略による購入 — 当社のETHトレジャリー関連レポートで追跡している — は、四半期を通じて150億ドルを超えた。価格面では、四半期の大半の期間で4,000ドル超で推移し、一時は5,000ドルに迫ったが、9月に5.73%下落して期末の上昇分の一部を吐き出した。オンチェーン活動も連動した。Ethereum関連チェーンおよびLayer 2ネットワークにロックされた総額(TVL)は期末にかけて約880億ドルまで上昇した。ただし資産価格の上昇自体がTVLを押し上げるため、利用実態と価格効果はセットで読む必要がある。今回の上昇相場の性格も過去のサイクルとは異なる。2017年はICOブームが、2020〜2021年はDeFiの利回り運用とNFT熱が牽引したが、今回は規制されたETFラッパーと企業のバランスシートでの採用が基盤となった。BlackRockのEthereum ETFが1日で7,420万ドルの流入を記録したことにも見られるように、投機的な回転ではなく機関投資家の資金フローが主役だった。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、Bybitで現物・先物価格をライブで確認できる。
12月まで続く需要パイプライン
二つの動きを並べて読むと、年末に向けてEthereumニュース・分析の読者が追うべき需要の層が二つ、明確に浮かび上がる。機関投資家の層 — ETFの生成と企業による購入 — が2025年の上昇相場を牽引した一方、Coincheckのキャンペーンはその上に、取引所が意図的に設計したプログラム型の小売り需要の層を重ねていることを示す。同社のキャンペーン規約にある一つの詳細が際立つ。リワードは、BTCのみを積み立てる参加者にすらETHで支払われる仕組みだ。これは12月下旬の付与日までに、積立型のビットコイン購入者をETH保有者へ転換する意図的なメカニズムと言える。さらに3か月にわたる継続的な購入コミットメントは、ボラティリティに起因する行動を平準化し、記録的な四半期を支えた大口の機関資金フローの下に、より安定した買い板を形成する働きを持つ。
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