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伝統的金融(TradFi)

MSCIが11月11日のリスト公表へ、Strategy(MSTR)のグローバル指数除外の可能性

MSCIが新たな指数採用基準を承認し、Strategy(MSTR)がグローバル指数から除外される可能性が浮上した。影響対象企業リストは11月11日に公表され、新ルールは11月30日以降に発効する。

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2026年10月16日, 09:42 JST1分で読めます更新
AI要約AI
  • Strategy株は5.62%高の151.29ドルで取引を終えた
  • MSCI連動ファンドはMSTR株約1,300万株(発行済み株式の約3.1%)を保有と推計
  • 対抗水準は152.70ドル(スコア72)、支持水準は140.55ドル(スコア83)
  • 株価は24時間で5.02%上昇し135.12〜151.91ドルのレンジ内で推移

更新 02:37 UTC: 11月11日のリスト公表前、市場の関心は3点に集まっている。

非事業型企業を対象にしたMSCIの新基準

指数大手のMSCIは木曜日、事業運営ではなく投資用ビークルとして機能する企業を「MSCIグローバル・インベスタブル・マーケット・インデックス」から除外できるようにする新たな採用基準を承認した。同社の公式発表によれば、今回の変更は重い。運用会社がどの株式を組むかをMSCI WorldやMSCIエマージング・マーケットといったベンチマークで判断し、指数連動型のETFはリバランスのたびに機械的にそれを追うからだ。MSCIは投資ファンドや事業開発会社を従来から除外対象にしてきたが、新基準はその論理を、投資主体と判断された一般の上場企業にも広げる。MSCIの定義では、非事業型企業とは資産の保有によって価値の大半を占め、商品やサービスの提供が本業ではない企業を指す。8月に公表された先行の協議資料は、5月の財務数値を対象にこの基準を試算し、除外候補3社を挙げた。Strategy(旧MicroStrategy)(MSTR)、日本のビットコイン買い付け企業Metaplanet、そして英国のウラン保有企業Yellow Cakeである。同じ枠組みでは、イーサリアムのトレジャリー企業SharpLinkがウォッチリスト入りする可能性もあった。ただし8月の試算は過去の財務数値に基づくシミュレーションであり、最終判断ではない。リストを確定させるのは11月の審査だ。

誤った提案だと反論するStrategy

StrategyはMSCIへの回答文書の中で「この提案は誤った方向にあると考えている」と主張した。同社は現在もソフトウェアを販売している。とはいえ貸借対照表の大半をビットコインが占め、同社はこれらの資産がファンド型の構造ではなく通常の事業運営を支えているとして、投資用ビークルと一括りにされるべきでないと説明する。指数会社が引いている線は単純な問いに集約される。企業の価値がビットコインなどの資産保有から主に生まれているのか、それとも事業運営から生まれているのか。Strategyは指数に連動する資金の規模も数量化した。同社の推計では、MSCI関連ファンドの保有は約1,300万株、発行済み基本株式の約3.1%で、これは通常の1日の出来高より小さい規模だ。除外されてもMSTRがナスダックから上場廃止になることはなく、ビットコインを売却する義務も生じない。リバランスに伴う売りは他の買い手が吸収しうるため、株価下落が確定するわけでもない。ただし資金調達計画の裏には需要の問題が横たわる。MSTRの株式を保有できるファンドが減れば、追加のビットコイン買い付けに向けた新規資金調達が難しくなる。

11月11日のリスト公表、12月1日発効

手続きの仕組みは現行の採用銘柄に一定の猶予を与える。審査は2段階だ。まず総資産の半分以上を実際の事業運営に投入しているかを確認し、これを満たせない場合に5つの財務指標、すなわち事業資産、事業コスト、営業キャッシュフロー、資産価値の変動、外部資金調達への依存度について二次審査が行われる。非事業型の読みが4つ以上並べば採用不適格となる。MSCIは11月11日に影響対象企業のリストを公表し、新基準は11月30日の引け後に発効、指数への反映は12月1日からだ。現行の構成銘柄は保護されており、年次決算で2期連続して審査に不合格とならなければ除外されない。MSCIはまた、デジタル資産が総資産の半分を超える企業に一時的に課していた制限も廃止した。仮にStrategyが除外されれば、該当指数に連動するETFは一般にリバランス時にポジションの売却ないし縮小を迫られる。この圧力はビットコインの価格動向とは無関係に存在する。市場は発表前にすでに動いていた。発表は木曜日の米国市場終了後に届き、MSTRは5.62%高の151.29ドルで取引を終えた。JPMorganは2025年11月、MSCIの除外だけで約28億ドルの株式売却が生じうると試算し、他の主要指数会社が追随すれば約116億ドルに達する可能性を指摘していた。

今回の採用とあわせて、MSCIは非事業型スクリーニング手法の影響を受ける可能性のある銘柄の中間リストを公表した。リストは9月30日時点の財務情報に基づいており、暫定版では再びStrategyが除外候補に名を連ね、暗号資産トレジャリー企業としてUpexiが除外対象に加わった。第二段階にあたる企業は監視リストに入り、除外対象となりうる候補として、SharpLink、Ton Strategy Company(TONX)、Solana Company(HSDT)、DeFi Development Corp.(DFDV)が挙げられている。Metaplanetも中間リストに再登場しており、スクリーニングが正式に適用されればMSCIの指数からの除外が強まりそうだ。ただし、いずれの位置づけも現時点では最終ではない。MSCIによれば、除外銘柄の最終リストは11月11日に確定し、11月30日の引け後に発効する。

スクリーニングの背後にある基準はGIMI手法資料の付属書Iに盛り込まれており、ルールにはいくつかの判断の余地が残されている。MSCIは審査の適用にあたり中間財務諸表を活用しうるとしており、また指数構成銘柄以外の企業は直近2回の年次提出資料のいずれかでスクリーニングに引っかかれば不適格となる。この指数会社は、デジタル資産を大量に保有する企業を直接対象とする、この構想のより狭い版を2026年1月にすでに棚上げしていた。当時の主張は、指数は事業運営を測るべきであり、主たる活動が投資である企業は除外すべきだというものだった。Strategyの協議期間中の回答文書は公開の反応より踏み込み、改定案は差別的かつ恣意的だと非難してMSCIに撤回を求めたが、この要求は木曜日にルールを採用した際、指数会社に拒否された。

Strategyへの短期的な打撃を緩和する構造的な事情が一つある。同社は現在ナスダック100に採用されているため、2回分の年次提出資料による猶予が働き、事業資産の基準を満たせなかった場合でも、削除リストへの掲載は早くても翌年の年次報告までずれ込む。11月11日のリスト公表前、市場の関心は3点に集まっている。MSCIがデジタル資産トレジャリー企業向けの免除枠を設けるか、Strategyが会長のMichael SaylorとCEOのPhong Leによる9月の回答文書を超えて反対を強めるか、そしてS&PやFTSE Russellが独自に同種の非事業型スクリーニングを導入するかどうかだ。

直近の株価は149.52ドルで、24時間で5.02%の上昇、変動幅は135.12ドルから151.91ドルのレンジ内に収まっている。当メディアの複合スコアリングは152.70ドルに対抗水準を示しており、スコアは100点中72、直近終値のわずか上に位置する。支持水準はより堅く、140.55ドルのスコアは100点中83。ここではドンチャンチャネルの下限とボリンジャーバンドの下限が重なっている。日足のRSIは46.8、トレンド判定は上昇基調を維持する一方、MACDシグナルは弱気のままだ。デリバティブのポジションは静かで、ストック・パーペチュアルの資金調達率は0.0055%、未決済建玉は約9,500万ドルだ。当メディアのデータが描く構図は、スコアリング済みの支持帯を下に敷いた状態でレンジ上限へ回復しつつある銘柄であり、11月11日のリスト公表がその構図を塗り替える日程だということである。

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