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普及

トークン化株のDeFi活用が2億6,240万ドルに拡大、Solana(SOL)が首位

トークン化株式のDeFiでの活用規模が9月末時点で2億6,240万ドルに達し、年初比約18倍に拡大。チェーン別ではSolana(SOL)が9,590万ドルで全チェーン中の首位を確保した。

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2026年10月19日, 03:36 JST1分で読めます
AI要約AI
  • トークン化株のDeFi利用が9月30日時点で2億6,240万ドルに達した
  • Solana(SOL)がチェーン別首位で9,590万ドルを記録した
  • Robinhood Chainが7,990万ドルで2位、BNB Chainは3,530万ドル
  • 年初の水準1,466万ドルから約18倍に拡大した
gate.com

トークン化された株式が分散型金融(DeFi)の中で実際に運用されている規模が、9月末時点で2億6,240万ドルに達した。内訳を集計したところ、Solana (SOL)が全体の最大の割合を占めている。この数字は9月30日時点のToken Terminalデータを集計したもので、対象はDeFiプロトコル内に展開された株連動型トークンだ。分散型取引所の流動性プールに投入されたもの、融資の担保として差し入れられたもの、オンチェーンのレンディングにコミットされたものがすべて含まれる。年初の1,466万ドルと比べると約18倍で、9か月での拡大幅はこの業界の採用指標の中でも類がまれな水準だ。なお、Solanaの価格は計算に一切関与しない。この指標は使用中の株式トークンを測るものであり、いかなる通貨の時価総額でもない。

チェーン別の集計では、Solanaが9,590万ドルで首位。2位は証券会社Robinhoodが運営する同名のブロックチェーン、Robinhood Chainで7,990万ドル。以下、BNB Chainが3,530万ドル、Ethereum(ETH)が3,470万ドル、Baseが約1,600万ドルと続く。Solanaが首位を保つ背景には、エコシステムの深さがある。分散型取引所の流動性とレンディング市場が整備されており、トークン化株式が他のオンチェーン資産と同じように循環できる。自動マーケットメーカー(AMM)のプールに預けられたトークンは取引用の在庫を供給し、預け入れ者に手数料収入をもたらす。レンディング市場に差し入れられたトークンは借入とレバレッジの担保となり、プロトコル外に出ずに決済が完了するフラッシュローンのような仕組みにも使われる。

DeFiへの展開は、トークン化株取引のうちオンチェーン手数料を生み出す部分でもある。プールや担保に置かれたトークンは、スワップ、融資、担保の各仕組みと相互作用するためだ。9月時点でも展開済みのトークン化株式の大半はSolana (SOL)外にあり、2億6,240万ドルという数字は使用状況の読み取り値であって、流通する全トークン化株式の循環供給量ベースの時価総額ではない。ウォレットで眠るトークンは集計に一切現れない。分散の状態はリスク面でも意味を持つ。どの単一チェーンも展開供給の過半を握っていないのだ。

9月30日スナップショットの作られ方

Token Terminalのダッシュボードは業界を資産、発行体、チェーン別に分解し、DeFi利用の専用指標を公表している。ただし公開画面は最新データを優先表示するため、9月30日時点のスナップショットをその場で再現することはできない。上記のチェーン別内訳は、その日付について報告された集計値として読むべきで、10月中旬のライブ数値ではない。また、この数字はトークン化株市場全体の規模を示すものでもない。発行総額、伝統的な株式市場との比較、保有者数については何も語らない。保有者数については、既存の集計で資金流入に対して増減が不安定な動きが示されていた。指標が何を除外しているかは、何を捉えているかと同じくらい重要だ。

DeFi利用は一見広い概念に見えて、実際は一段狭い。しかもその差は片方向に作用する。ウォレットに保管されたトークンは集計から完全に漏れる一方、プロトコルに預けられたトークンは取引流動性や融資の担保として働く。2位のRobinhood Chainを持つRobinhoodは、7月1日の発表で独自の枠組みを示した。条件を満たすユーザーは自社の株トークンをレンディングプールに預け入れるか、DeFi全域で担保として展開できる。対象は当時列挙された適格要件と地域制限の範囲内だ。他の発行体による同等のプロダクト説明は報告データには現れておらず、各トークンの法的構造と保有者の権利は商品ごとに異なる。Robinhoodは別途、自社の株トークンが原資産である証券に対する法的・経済的権利を付与しないことを開示している。このため、DeFi利用の拡大と、トークン保有者が従来型の意味で株主になったという主張とは、切り離して考える必要がある。この開示だけを見ても、DeFi残高の増加は株主基盤の拡大を意味しない。当誌の先行取材でも、トークン化資産が各チェーン合計で44億ドルに達した際に同様の論点を指摘した。

9,590万ドルの首位が示すもの

この順位が測るのは所有ではなく使用であり、この区別が読みの上振れ要因と留保の両方を規定する。Solana (SOL)が最大の展開残高を抱えるのは、エコシステムの実力と整合する。同チェーンのアプリは30日間で1億9,310万ドルの収益を計上しており、Hyperliquidの約2倍に達する。つまりこのチェーンは保管だけでなく、活動そのものから収益を得ている。ただし決め手となる数字は公開ダッシュボードでは再現できない9月30日時点のスナップショットであり、水準は報告値にとどまり、今日この瞬間に独立して再検証できるものではない。資金流れには逆方向の動きもある。Solana関連ETFは週次で2,552万ドルの純流出を記録し、史上最悪の週となった。さらに9,590万ドルの株式担保が単一ネットワークに集中している以上、信頼性が問われる。当誌は、メインネットが2年間ダウン为零を維持した後のFidelity傘下FCATによるステーク集中の指摘についても取材しており、このリスクを扱っている。現在の市場の織り込み水準は、当誌のSolanaテクニカル分析ページが追跡している。

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