Bitcoin(BTC)ETFに2営業日で約5億5,000万ドルの純流入
米現物Bitcoin(BTC)ETFは火曜日に2,316万ドルの純流入を記録。月曜の5億2,660万ドルと合わせ2営業日で約5億5,000万ドルとなり、先週の2億2,900万ドルの純流出を覆した。IBITの申込や8万4,179ドルのレジスタンスなど詳細を伝える。
AI要約AI
- 米現物Bitcoin(BTC)ETFは火曜日に2,316万ドルの純流入を記録した
- BlackRockのIBITが2,986万ドル、FidelityのFBTCが358万ドルの申込を吸収した
- 先週の5営業日でファンド群は2億2,900万ドルの純流出を記録していた
- ビットコインの価格は8万3,778ドルで、24時間で2.8%上昇した
2日連続の純流入に転換
米国の現物
Bitcoin (BTC)ETFが火曜日に2,316万ドルの純流入を記録した。月曜日に5億2,660万ドルが流入した後の2日連続となる純流入で、2営業日あわせの金額は約5億5,000万ドルに達する。注目されるのは、同じファンド群が先週の5営業日で合計2億2,900万ドルの純流出を記録していたことだ。火曜日の発行体別の内訳を見ると、BlackRockのIBITが2,986万ドルの申込を受け付け、FidelityのFBTCも358万ドルを増やした。一方、BitwiseのBITBは逆に1,029万ドルの解約が確認されている。ファンド全体の売買高は19.2億ドルに上り、純資産総額は1,062.8億ドルで取引を終えた。
上値の抵抗は8万4,179ドルにあり、当社の総合サポート・レジスタンス評価では100点中97点と最強クラスに位置付けられる。その上部、8万7,000〜8万7,800ドルの帯域は、変動が大きくなる前にGlassnodeがレジスタンスとして警告する水準だ。下値のサポートもランクとしては堅い。8万2,412ドルは100点中90点で、20日EMA、ピボットポイント、一目均衡表の基準線(転換線)がここで重なって支えている構図だ。ポジション面に懸念の兆候はない。先物の永続契約の資金調達レートは0.0071%、建玉は167億ドルで推移している。Bitcoinのテクニカル分析全体でもトレンドは上向きを保つ。オプション市場のヘッジ姿勢はプット・スキューが8.6%まで強まるなど一時は防御寄りだったが、10月28日(水)の米連邦準備制度理事会(FED)の決定を前に8万3,150ドル付近で下値を固めた動きが、今回の流入の土台となった。
月曜日からの急激な減速こそが、この話の本質だ。頭打ちの理由ではない。月曜の5億2,660万ドルは資金再配分の初動ピークと読める。火曜のずっと小さい数字も純需要であることに変わりはなく、2日連続のプラスが単発の大口より強いシグナルになる。相場の足元も資金流入と歩調を合わせている。執筆時点のビットコインの価格は8万3,778ドルで、24時間で2.8%高、流入データが10:30(UTC)に公表されてからは0.6%高だ。
Bitcoin (BTC)を巡る機関投資家の需要は、セッションごとの勢いこそむらがあるものの、安定的な局面に入りつつある。数字の裏側には発行メカニズムがある。指名参加者が基軸のビットコインとファンド証券を発行・償還する仕組みのため、純流入の日は発行体が売った量より多くのビットコインを買い入れたことを意味する。2日連続の純流入は、先週の流出で外部に持ち出された分の一部が再びファンド側に戻ったことを示す。約5億5,000万ドルという2日分の合計は、すでに先週1週間の純流出額全体を上回っており、取引週にはまだ3営業日が残っている。
アドバイザー経由の資金が支える底流
前週との対比は、資金が両方向にどれほど速く動くかを浮き彫りにする。先週の5営業日でファンドは2億2,900万ドルを純流出した。ところが月曜の1日だけで5億2,660万ドルが戻った。この激しい揺り戻しは、短い視野で運用される機関マネーの動きに見える。AP AbacusのAndrew Parishは、Morgan StanleyのMSBTを異なるタイプの保有者を示す最も分かりやすい事例として挙げる。「MSBTはおそらく最も純粋な例だ。だからこそMSBTからは一切の資金流出が見られない。こうした投資判断は長期の目的のために下されるものだからだ」とParishは述べた。戦術的にファンドを売買するのではなく、アドバイザリー経由で資金を配分する買い手についての説明だ。彼はこうしたポジションの規模をポートフォリオの1〜2%程度と見積もり、複数年にわたる運用期間を想定している。弱含みの相場でも解消されない、いわばHODL型のコミットメントだ。アドバイザー経由の資金がヘッジファンドや戦術的なマネーより粘り強いのであれば、先週の下落を耐え抜いた需要の下層をETFの下に形成していることになる。残るファンドの明暗もはっきり割れた。イーサリアム系商品は火曜日も2,613万ドルの純流出を続け、Solanaの流出は12営業日連続にまで伸びた。今週、プラスを保っているのはBitcoinだけである。冒頭に挙げた期間で整理すると、2営業日の純流入は約5億5,000万ドルで、その前週に流出した2億2,900万ドルを大きく上回り、火曜日の2,316万ドルが連続記録をつなぎとめた。残り3営業日の行方が次の注目点だ。
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