Bitcoin(BTC)、PPI・CPI統計を前に7万9,000ドル近辺で推移

Bitcoin(BTC)が利上げ観測と原油ショックで78,848ドルまで下落。PPI・CPIの公表を前に8万ドル割れ圏でもみ合い。KOSPIは7,000接近、Fear & Greed Indexは66。

(02:00 UTC)
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AI要約AI
  • Bitcoin(BTC)は78,848ドルまで下落し8万ドルの節目を失った
  • FOMCの9月15〜16日会合での利上げ確率は市場織込みで約60%
  • KOSPIは7,041.34まで上昇し7,000をうかがう展開
  • 米現物Bitcoin ETFは週間純流入6億8,120万ドルと前週から加速
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Bitcoin、8万ドルの節目を下抜け

Bitcoin(BTC)は8万ドルの切りの良い水準を失い、本稿執筆時点でのCOINOTAGのスポット価格は78,848ドルを示している。暗号資産特有の悪材料というより、利上げ観測の高まりと原油価格ショックが押し下げた形だ。Ethereum(ETH)は2,500ドルの節目直下の2,495ドルで推移し、Solana(SOL)は103ドル付近、XRPは1.38〜1.45ドルのレンジを維持しており、下落局面では相対的に粘りを見せている。最大の眺め材料は金利だ。市場が織り込む確率では、9月15〜16日のFOMC(連邦公開市場委員会)での利上げ確率がおよそ60%に達する。8月の力強い雇用統計と、原油主導のインフレ警戒感が双方とも金利を押し上げている。この 商品面の締め付けは中東発だ。イラン系勢力がサウジアラビアのエネルギーインフラを攻撃したと伝えられ、イランの原油輸出施設付近でも爆発が報じられた。従来のホルムズ海峡の通航リスクではなく、産油国の生産・輸出能力そのものへの直接打撃という質の変化である。WTI原油は93〜95ドル/バレルと約6週間ぶりの高水準帯にあり、Brentも100ドル近辺との報道がある。8月上旬の75ドル台半ばからは約20ドルの上昇だ。この急騰が今週のカレンダーに直撃する。8月のPPI(生産者物価指数)が明日、CPI(消費者物価指数)が明後日に公表される予定で、8月の調査期間中に原油が75ドル台から90ドル台半ばまで動いただけに、両指標にはFOMCの9月判断に響く上方リスクが異例に高い。Gold(金)は通常なら地政学リスクの逃避先だが、金利観測がセーフヘイブン需要を上回り、一時4,400ドルを下回った。日本では、日銀が9月に25ベーシスポイントの利上げへ舵を切るとの報道が流れた。高田審議委員がより大きな動きに言及して蒸発していた50bp観測が後退したことに加え、上野厚生労働大臣が、世界最大の年金基金GPIFは3月末時点でポートフォリオリバランスの必要がないとの認識を示したことで、円買いトレードの重要な柱が萎んだ。

KOSPIが7,000接近、半導体が主導

アジア株式市場は暗号資産とは異なる物語を描いた。ソウルのKOSPIは火曜日に上昇して始まり、同じ中東リスクを抱えながらも半導体株と機関投資家の買いに支えられ7,000をうかがう展開となった。韓国取引所(KRX)のデータによれば、指数は6,972.87で寄り付き、一時7,041.34まで上昇、午前9時36分時点では6,988.76と前日比34.24ポイント高(0.49%)だった。機関投資家が約1,017億ウォンを買い越し、外国人が約2,153億ウォン、個人投資家が約521億ウォンを売り越しており、個人の重い売りを外国人の大型買いが吸収する「受け渡し」の構図だ。大型株ではSK Hynixが1.39%高、Samsung Electro-Mechanicsが2.85%高、Samsung Electronicsが0.19%高と堅調な一方、SK Squareは1.33%安。中小型株のKOSDAQは1.29%高の822.35で、主力のEcoPro BMが1.24%高、EcoProが0.25%高。このチップ買いには太平洋を越えた背景がある。米国株は原油懸念で2日続落し、ダウは1.2%安、S&P 500は0.6%安、Nasdaqは0.3%安だったが、CPU価格を10%引き上げるとの報道でIntelが9.1%急騰した一方、Nvidiaは2.0%安。キウム証券のハン・ジヨン・アナリストは、8月以来7,000が心理的な抵抗線として機能していること、現在の水準は個人の売りと外国人の買いの受け渡しが大半だこと、GPT-6の投入がKOSPIの業績予想を損なわないまま半導体・AIのストーリーを復活させたこと、を指摘する。この読みは、Arm HoldingsからWestern Digitalまでに至るサプライチェーン、つまり株式市場におけるAIバロメーター群の動きとも整合する。ウォンも堅調化し、ドル/ウォンは1,337.7と前日終値比3.4ウォンのウォン高。リアルタイムの市況を追いたい読者は、Binanceでスポット・先物のライブ価格を確認できる。

「貪欲」水準からCPIを見据える

オンチェーン分析企業Glassnodeの最新週次レポート「BTC Market Pulse: Week 37」は、Bitcoinを7.91万ドル付近での保ち合いと捉える。週間では0.7%高、レンジは77,300〜81,300ドルで、強気材料と慎重材料が相殺しているという。スポット勢いは週比30%低下の54.6、スポット出来高は約53億ドルで概ね横ばい、スポットCVD(累積売買差)は−8,490万ドルから−2,960万ドルへ縮小。売り圧力は緩んでいるものの、攻撃的な買い戻しには転じていない。先物の未決済建築は1.0%増の371億ドルと統計的上限バンドを超えているが、ロング側の資金調達支払額は32.8%減の130万ドル。オプション未決済建築は2.1%増の401億ドルで、25デルタ・スキューが0.79%から−2.05%へ低下するなどコール需要がプットを明確に上回る。米現物Bitcoin ETFは週間純流入6億8,120万ドルを記録し、前週の2億4,780万ドルから流入が加速。一方でETF回転率は19.2%低下の121億ドルだった。

(02:08 UTC時点) COINOTAGの集計市場データは依然リスクオン寄りだ。当社のFear & Greed Indexは66「貪欲」、Bitcoinのトラッキング対象全体に占める比率は68.0%、追跡時価総額合計は約2兆3,300億ドルを示す。資金はレバレッジ色の強いliquid staking(流動性ステーキング)といった領域ではなく、最大時価総額の資産に集中しており、インフレ指標を待って方向を決めようという市場の姿勢と整合している。

COINOTAG News Desk

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