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イーサリアム

イーサリアム(ETH)現物ETFから6,022万ドルの流出が2日連続、BlackRockのETHAが主導

現物イーサリアムETFは10月15日、純流出6,022万ドルを記録し2日連続の資金流出となった。主導はBlackRockのETHAで4,439万ドル。FidelityのFETHのみ244万ドルの流入を確保した。

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2026年10月16日, 14:15 JST1分で読めます
AI要約AI
  • 現物イーサリアムETFは10月15日(木)、純流出6,022万ドルを記録し2日連続の資金流出となった
  • BlackRockのETHAは4,439万ドルを流出させ、全体の約4分の3を占めた
  • GrayscaleのETHEは1,828万ドルを失い、FidelityのFETHのみ244万ドルの流入を記録した
  • 11ファンド合計の売買代金は7億7,315万ドルで、ETHAが6億1,196万ドルを計上した
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2日連続の資金流出

米国の現物イーサリアム (ETH)ETFは、10月15日(木)に純流出6,022万ドルを記録した。資産を直接組み入れるこれらのファンドからの引き出しが続いたのは2営業日目である。ただし流出ペースは大きく減速している。木曜の純流出額は、前日10月14日(水)の1億2,950万ドルの流出と比べ、約54%縮小した。上場11銘柄のうち資金が流入したのは1つだけ。FidelityのFETHが244万ドルを取り込んだ。一方、流出は2銘柄に集中した。系列最大のBlackRockのETHAが4,439万ドルを失い、最初期の信託であるGrayscaleのETHEは1,828万ドルを流出させた。ETHEの資金流出は既視感のある構図だ。同信託は2024年にクローズドエンド型から転換されて以降、投資家がより低コストのスキームへ乗り換える中で資産を着実に減らしてきた。資産残高で系列2位のGrayscaleのETHは木曜、ネットの動きゼロで終え、残る8ファンドも同様だった。イーサリアムの価格は資金フローに追随しなかった。トークンは2,449ドル近辺で取引され、過去24時間で3.6%上昇、フローデータ公表後は0.2%の上昇にとどまる。この日次データの読み方には構造の理解が要る。現物ETFはトークンを証券会社で取引可能な受益権に包み込み、生成・償還は参与証券会社(AP)を通じて行われる。つまり日次の数値はセンチメントの代理指標ではなく、機関投資家の需要を直接映す数値だ。上場以来の累計純流入は130億1,000万ドルに達しており、この歴史全体と比べれば、約1億9,000万ドルに上る2日間の巻き戻しは小さい。水曜の数字こそ今週の衝撃の大きい方だった。とはいえ木曜の数字は後退を「パターン」に変えた。11ファンド全体で償還が生成を上回ったのが、2営業日続いたのである。構成が際立つ側面だ。プラス側の帳簿に立ったのはFidelityでの244万ドルの生成ただ一つで、流出額の上位2銘柄が資金の流出分をまるごと吸い込んだ。

この一極集中は売買代金の面にも表れている。木曜の11ファンド合計の売買代金は7億7,315万ドルで、このうちBlackRockのETHAだけで6億1,196万ドルを計上した。取引額の5ドルのうち約4ドルが同ファンドに集中した計算になる。GrayscaleのETHEは5,453万ドル、FidelityのFETHは4,046万ドルの出来高で、残る8ファンドでわずかな残りを分け合った。運用資産残高も同じ物語を語る。系列全体の純資産合計は152億9,000万ドルで、Ethereum (ETH)の時価総額の約5.10%に相当する。規模順に並べると、ETHAが83億1,000万ドル、GrayscaleのETHが22億6,000万ドル、旧来のETHE信託が17億2,000万ドルを保有する。この差の一因はGrayscaleの体制にある。同社は2商品を並行して運用する。新規の資金配分向けに低い信託報酬で設計された新しいETHと、解約待ちの残存ポジションとみる保有者が多い原点のETHEだ。木曜の資金流出が触れたのは、このうちETHEのみだった。文脈はやや読みを和らげる。イーサリアムは第3四半期に71%上昇し、その間に31億ドルの純ETF流入があった。2日間の後退は、ペースの変化としては読めるが、確定したトレンド転換とは言えない。今週トーンを決めたのは大きい方の水曜1億2,950万ドルのセッションであり、木曜の縮小は売り圧が弱まりつつあることを示す。帳簿に書き留めるべき構造上の相違が一つある。ETF受益権は価格へのエクスポージャーを提供するだけで、ステーキングはしない。プルーフオブステークネットワーク上のバリデーターはチェーンの保安の対価としてステーキング報酬を得るが、ファンド受益権の保有者はこの利回りを放棄する。結局、木曜日を特徴づけるのは分布である。ETHAの4,439万ドルの損失が純流出の約4分の3を占め、残りの大半をETHEが受け持ち、他の8商品はフラットで引けた。この単一銘柄への集中は両刃の剣だ。ヘッドラインのフロー数値が脆くなる半面、ETHAで生成が再開されれば、集団全体の見栄えは速やかに修復される。

2,372ドルのサポート試練

複合レベルの読みは、資金フローが価格をどこまで傷つけ得るかの目安になる。現物イーサリアム (ETH)の価格は2,449ドル近辺で、当日は3.55%上昇しており、下値の最強サポートは2,372.89ドルに置かれている。ここでは100日EMA、0.382のフィボナッチリトレースメント、下限のボリンジャーバンドが収束し、強度は100/100の満点だ。抵抗は2,559.16ドルに積み上がり、20日EMA、50日SMA、R2ピボットが絡み、強度は88/100である。モメンタムは依然弱い。日足RSIは41.16で、トレンドラベルは弱気相場寄りの「ベアリッシュ」のまま、無期限先物の資金調達率はほぼ中立の0.0027%、建玉は100億9,000万ドルを維持する。2,372.89ドルを割って引ければ、資金フローの話は価格の話に変わる。保ち切れば、資金流出は脇帳簿の出来事にとどまる。両レベルは当社のイーサリアムのテクニカル分析で日次更新される。

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