Advertise手数料優遇デスク

普及

Visaのステーブルコイン決済額、年換算250億ドルに到達

Visaのステーブルコイン決済額が年換算250億ドルを突破し、1年前の約10倍に拡大。トークン5種、ブロックチェーン10基で稼働し、発行体間の競争がオンチェーンへ移る構図を整理する。

クリエイターになる
2026年10月29日, 13:27 JST1分で読めます
AI要約AI
  • 決済は5種のトークンで稼働し、USDC、USDG、EURC、PYUSD、Brale発行のSBCを含む
  • 決済の実行基盤はブロックチェーン10基で、1年前の倍以上に拡大した
  • ステーブルコイン連動カードプログラムは225超で、1年間に70%以上増加した
  • Suiは11月1日に1,315万SUIのロック解除を予定し、報告時点で約1,211万ドル相当とされた
bybit.com

10のブロックチェーンがVisaの決済を担う

Visaのステーブルコイン決済額が年換算で250億ドルを突破した。最高経営責任者(CEO)のRyan McInerney氏が直近の決算説明会で明かした数値で、1年前の約10倍に相当する。この数字は確定した期間の収益ではなく、直近の取扱高を12カ月に延べたランレートだ。年換算の指標は直近のペースを追うものなので、年間の平均ではなく現在の事業の位置を反映する。経営陣はこの数字を2027年会計年度の低から中間の2桁成長という収益ガイダンスと結びつけず、トークン別やチェーン別の内訳も公表していない。この数字が測るのはカードネットワークの決済レグ、つまり発行体とその提供業者が互いの債務を精算する工程の処理量だ。そのレグは現在5つのトークンで稼働する。Circleが支援するUSDC、USDG、EURC、PayPalのPYUSD、そしてBraleが発行するドル建てステーブルコインのSBCだ。5つすべてにCircle(ドル・ユーロ側)からPayPalやBraleといった新興まで、名前のある発行体が付く。決済の実行はブロックチェーン10基に及び、1年前の倍以上だ。加わったチェーンは発行体にとって新たな流動の経路になる。この開示は説明会後にXへの投稿で共有されたもので、カードネットワークを特定トークンの後援ではなく中立的な基盤として位置づけている。同社はチャネルを求めるあらゆる発行体に門戸を開いており、これが中立性という言葉の実践的な意味だ。5つの発行陣営にとって、1年で約10倍に拡大した決済チャネルが争奪の対象になる。競合トークンの扱いを問われたMcInerney氏の方針は平坦だった。「我々はステーブルコインにもブロックチェーンにも中立だ」。

中立性とOpen USDコンソーシアムの綱渡り

中立性には、Visa自身のポートフォリオがもたらす難問がある。同社はOpen USDコンソーシアムに参加しており、そのOUSDトークンはUSDCの競合とされる。OUSDはVisaのFlexible Credentialという決済製品に接続され、10月15日時点で8億ドル超の取引量を生み出していた。McInerney氏は、このトークンを送金を即時に動かす同社のプラットフォームVisa Directを含む他のVisa製品とも統合すると述べた。ライバルを載せながら自社トークンを推すという二重の役割こそ、中立性政策が担う緊張だ。決済と並行して、ステーブルコインの「使う側」も拡大している。Visaの集計ではステーブルコイン連動型カードプログラムが225を超え、1年で70%超増加した。こうしたカードは約500万枚に達し、50カ国超での支出は150%以上伸びている。カードの数字は購入を対象とするため、ステーブルコインを決済担保ではなく支出手段として追うものだ。トークン製品の立ち上げを支援する同社のステーブルコインプラットフォームは、米国、メキシコ、英国を含む6つの市場で稼働し、銀行やフィンテックがVisaのレール上で自社のステーブルコイン製品を出すためのものだ。導入パイプラインには300以上のパートナーが名を連ねる。経営陣の掲げる狙いは、銀行のステーブルコイン需要を受け止める場所になることだ。この流れが示すのは、トークン間の競争がネットワークの外ではなくネットワーク上で決着するという構図だ。ただしこの立ち位置は、銀行と発行体が決済をカード介在業者に通す限りで成立する。直接オンチェーンで決済し、クロスチェーンブリッジや自己のインフラで価値を動かすようになれば、介在業者が取る流れの割合は薄くなる。同じ圧力は販売時点にも現れる。Tangem Payのようなウォレット型決済製品が、ネットワークを介さずカード取引を奪い合っている。

発行体競争、チェーンに及ぶ

勝者を選ばないネットワークは、決済流動を発行体の、ひいてはトークンを載せるチェーンの公開競争へ変える。Suiネットワークはその役割を狙うアルトコイン系プロジェクトの一角だ。有向非巡回グラフ構造による設計は並列実行を中心に据えており、取扱高が集中する決済型チェーンが要する性質だ。当メディアの先行報道にあるCoinbaseの純収益12億ドル決算でも、Suiは同取引所の取扱資産として確認されている。また供給スケジュールでは、11月1日に1,315万SUIのロック解除を控え、当時の報告時点で約1,211万ドル相当とされた。Visa株の保有者にとって、決算説明会は低から中間の2桁の収益ガイダンスと並べられるべき、取扱高10倍というデータポイントを提供した。

市場をリアルタイムで追いたい読者は、MEXCで現物・先物価格をライブで確認できる。

一次情報源

COINOTAGの編集・調査デスクです。

AI生成

AIによって生成され、AIによるレビューを経て、COINOTAGの編集監督のもとで公開されました。