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円ステーブルコインJPYC、Upbit上場で一時4.14円に急騰

円ステーブルコインJPYCが9月17日のUpbit上場で約4.14円に急騰。裁定取引が活発化し、供給量は42.6億トークンへ急増、発行体が一時発行を停止した。

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2026年9月18日, 14:17 JST1分で読めます
AI要約AI
  • JPYCが9月17日のUpbit上場で約4.14円まで急騰した
  • Upbitの初値は12ウォン、約1.32円で取引開始された
  • オンチェーンデータで流通供給量は約42.6億JPYCに急増した
  • JPYC Inc.が9月17日にイーサリアムとPolygonでの発行を一時停止した
gate.com

韓国取引所初の円建てステーブルコイン

日本円のステーブルコインJPYCが、韓国最大手の暗号資産取引所Upbitに上場された9月17日、開始わずか数分で価格が3倍以上に急騰した。韓国の取引所が円ペッグのトークンを扱うのは史上初である。取引は韓国午後6時(KST)に韓国ウォン(KRW)建て、ビットコイン(BTC)建て、テザー(USDT)建ての各マーケットで開始され、初値は12ウォン、日本円にしておよそ1.32円だった。その後、買いが急速に加速。KRWペアは37.60ウォン、約4.14円に達し、これは初値の約3.1倍で、1JPYCあたり1円で償還できるという設計価格を大きく上回る水準だった。板注文型の取引所では価格が発行者自身のデスクではなくユーザー間の売買で形成されるため、新規上場されたステーブルコインが償還価値どおりに取引される保証はない。この価格の歪みは1時間以内に他の取引所にも波及し、今年屈指の珍しい裁定取引の機会が生まれた。

双方向から来た裁定売買

この機会は、同時に二方向で機能した。JPYC Inc.が運営する自社プラットフォームJPYC EXでは、本人確認済みユーザーが1トークンあたり正確に1円で発行・償還でき、担保には円預金や日本国債が含まれている。Upbitの価格が2円、3円へと上昇するにつれ、韓国側の買い手は分散型取引所(DEX)でより安いトークンを求め、一方日本の保有者は1円で発行してはプレミアム付きで売却した。 AMM 型の Uniswap などDeFiの市場では、日本時間午後7時30分時点でイーサリアムペアが約3.11円、Polygonペアが約2.71円に達し、流動性の薄いPolygon市場では19時15分に15分足で約6.07円の高値を記録した場面もあった。オンチェーンデータによれば、流通供給量は9月18日午前9時(JST)までにおよそ42.6億JPYCへと膨張し、前日比約2.2倍となった。ユーザーの暗号資産ウォレットから送られる入金対応は、上場時点ではイーサリアムのみで、PolygonおよびKaiaへの対応は同日18時44分に開始された。

発行体が一晩で発行停止

急激な需要増は発行体を直撃した。JPYC Inc.は、イーサリアムでの発行予約を日本時間20時34分、Polygonでの発行予約を22時19分に停止し、その後イーサリアムは23時43分、Polygonは9月18日0時22分に両方を復旧させた。原因は調査中で、同社は発行停止と供給量急増や価格変動との関連を確認していない。一方、Upbitは取引に関する通知を公開し、韓国ユーザーはJPYC EXを通じて1円での直接償還を行う際に利用資格上の制約を受ける可能性があること、またステーブルコインの時価はその裏付け資産の価値から乖離しうることを警告した。JPYCの岡部典孝CEOはX上で、上場そのものが価値を生むという見方に反論し、あくまで推測であることを明示したうえで、自動取引ボットや先行流動性を狙う勢力が急騰の背景にあったのではないかとの見解を示した。日本時間2時25分までにトークン価格は集計サイト上で約1.02円まで戻した。

岡部氏「在庫が足りなくなった」

9月18日のコメントで岡部氏は、事象をより運用面から説明した。発行需要が過熱し、会社は一晩で在庫不足に陥ったという。口座開設申請の急増により、スタッフは変則的な深夜シフトを強いられたとも述べた。Upbitへの上場予定は事前に知らされておらず、初日の売買高は300億円を超え、自身の想定をはるかに超えた規模だったと語った。また規制上の非対称性にも言及した。海外の取引所は日本の1回あたり100万円という発行・償還限度額の対象外であり、これがJPYCに海外展開の近道を与えると主張した。一方、国内で電子決済手段等取引業の登録を受けた事業者はまだこのトークンの取扱を始めていない。SBI VCトレードが2025年3月に第一号の登録を受け、コインチェックが2026年8月に第二号を完了させた。他方、高値で買ったトレーダーは、価格が1円へ回帰する過程で損失を抱える結果となった。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、Bitgetで現物・先物価格をライブで確認できる。

裁定取引がペッグを支えた

これらの点を総合すると、一つのメカニズムが浮かび上がる。ステーブルコインのペッグはトークン自体の性質ではなく、分断された市場を発行体の償還窓口につなぐ裁定取引の機能によって保たれている。ここで最も重みを持つのは一次データだ。9月18日午前9時(JST)時点で約42.6億JPYCが流通していたことを示すオンチェーン供給データと、発行体が維持している1:1の発行・償還保証の二つである。この二つの事実が、裁定業者が約4円近い価格を数時間のうちに1円へ収斂させた根拠となる。COINOTAGの読みはこうだ。償還アクセスが管轄区域ごとに不均一である限り、新たな市場への上場は毎回同じ歪みを招き、優位性はチェーン間で供給を最速で移動できる者の手に渡るだろう。

一次情報源

COINOTAGの編集・調査デスクです。

AI生成

AIによって生成され、AIによるレビューを経て、COINOTAGの編集監督のもとで公開されました。