利上げ観測で金が1兆500億ドル消失、Bitcoin(BTC)は市場で堅調さを維持

FRB利上げ観測で金・銀の時価総額から1兆500億ドルが消失。COINOTAGデータではBitcoin(BTC)が優位性67.5%、恐怖・強欲指数74で堅調を維持。

(09:02 UTC)
1分で読めます
AI要約AI
  • 金(XAU)は2.9%下落し4,200ドルを割り込み、銀は約5%安の61.11ドルまで下落した
  • CMEのFedWatchが示す10月利上げ確率は約70%、10年債利回りは5.20%に接触した
  • 日足RSIは37まで低下し、三尊の計測目標は約3,943ドル付近にある
  • 世界ゴールド協会データで金裏付けETFは8月に180億ドル流入、保有量は4,189トンに増加した
k7rq2fdm

金・銀が1日で1兆500億ドル消失

貴金属市場が今週月曜、一段の売りに見舞われた。金(XAU)と銀の合計時価総額はわずか1日でおよそ1兆500億ドルが消滅した。金は2.9%下落し、1オンス=4,200ドルの節割れ。8月上旬以来の安値水準まで沈み込んだ。銀も約5%安で61.11ドル付近まで売られ、執筆時点でも売り圧力が消えていない。時価総額データで損害を分解すると、直前に約30兆400億ドルと評価されていた金はおよそ8,710億ドルを失い、3兆6,500億ドルの銀は約1,800億ドルを削られた。金のリアルタイム価格を日足チャートで見ると、この急落がそのまま映し出されている。

背景にあるのは、貴金属固有の問題ではなくマクロ環境だ。CMEのFedWatchツールが示す10月の利上げ確率はおよそ70%に達した。連邦準備制度(FRB)は今月上旬、政策金利を25ベーシスポイント引き上げ、3.75%~4.00%のレンジに置いた。クリーブランド連銀のBeth Hammack総裁は先週、金融政策を引き締め維持すべきだとの姿勢を示した当局者の一人だった。地金は利払いを生まないため、金利経路が一段上がるごとに保有機会費用が膨らむ。圧力は債券利回りにも波及しており、米10年債利回りは5.20%に触れた。米ドルインデックス(DXY)は101.39まで上昇し、2カ月ぶりの高水準を付けた。ドル建ての金属は海外の買い手にとって割高になる。エネルギーも安心材料にはならなかった。ドナルド・トランプ大統領がホルムズ海峡再開を求めるイラン側の提案を拒否し、米イラン協議が停滞。ブレント原油が106ドルを上回り、インフレ懸念が「高金利長期化」観測を強める形となった。

4,000ドルが視界に入る

ファンダメンタルに劣らず、テクニカルの損傷も深刻だ。取引 session 中、現物金は一時4,198.10ドル(2.1%安)で推移し、米先物は4,231ドル——その後、下げが4,200ドルを下へ拡大した。日足チャートでは8月中旬から9月上旬にかけてヘッド・アンド・ショルダーズ(三尊)が形成され、ネックライン(約4,320ドル)は9月中旬に割り込んだ。4,300~4,400ドルのゾーンを約2週間かけて再テストした後、売り手が主導権を握った。計測目標は0.5フィボナッチ・リトレースメント付近の約3,943ドル。現物比で約5.2%下に位置し、3,900~4,000ドルのサポート帯の中にある。この水準に到達すれば、時価総額はさらに約1兆5,000億ドル失われる計算だ。モメンタムも弱気を支持する。日足RSIは37まで下がり、低下を続けており、MACDも同じ弱気の軌道を追っている。ただし、どちらもまだ売られ過ぎには達していない。日足終値で4,400ドルを上回り戻せば、弱気シナリオに最初の亀裂が入る。

銀の下落ブレイクは、金よりむしろすっきりした形だ。月曜のローソク足は62.87ドルを下回って引けた。この水準は6月、8月、9月中旬の3度支えられてきたもので、防衛はここで終わった。下値抵抗帯は0.618フィボナッチ(68.88ドル)を含む66~69ドルで、ここで3度突き返された末の割れだ。session 中の読みでは、銀は62.08ドル、プラチナは2.7%安の1,730.78ドル、パラジウムは2.8%安の1,231.46ドル。次の弱気目標は0.786リトレースメント付近の約54.51ドルで、さらに約11%下だ。銀のリアルタイム価格は、売り手がまだ退いていないことを示唆している。OCBCのストラテジストは回復ラインを明確に示す。4,300~4,354ドルのバンドを取り戻せない場合、まず4,200ドル、次いで4,000ドルが開ける。一方、構造的な需要が消えたわけではない点は重要だ。世界ゴールド協会のデータによれば、金裏付けのETFは8月に180億ドルの資金流入を吸収した。これは過去2番目に強い月であり、保有量は121トン増の4,189トン、運用資産残高は6,150億ドルまで積み上がった。スタンダード・チャータードのSuki Cooperは、米金利の高止まりは短期的なボラティリティを高めるものの、通貨の希釈トレンド、通貨不安、政策不確実性が構造的な下支えを維持すると論じている。方向性を決めるのは今週の米指標カレンダーだ。水曜のADP雇用統計、木曜のISM製造業景況指数と新規失業保険申請件数、そして金曜の米雇用統計(非農業部門雇用者数)。強い数字なら金属の痛みは長引き、弱い数字なら反発の余地が生まれる。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、Binanceで現物・先物価格をライブで確認できる。

暗号資産がショックを吸収

COINOTAGが集計する市場データによれば、この重圧はまだデジタル資産には届いていない。当社が追跡するユニバースの時価総額は2兆4,700億ドル、Bitcoin(BTC)の優位性は67.5%を維持し、恐怖・強欲指数は74——強欲圏にしっかりと留まっている。金属は再評価の途上にあるが、暗号資産は今のところ、そうなっていない。

COINOTAG News Desk

COINOTAG News Desk

COINOTAGの編集・調査デスクです。

News Deskの仕組み
AI生成

AIによって生成され、AIによるレビューを経て、COINOTAGの編集監督のもとで公開されました。