Kalshi、Ethereum(ETH)パーペチュアル100万件近い取引を受けCFTC調査を否定

KalshiがCFTC調査を否定。ETHパーペチュアルで100万件近い取引、5,500ドル注文の集中、月間出来高50億ドル超が規制当局の検討対象に。

(21:04 UTC)
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  • KalshiはCFTCからの接触がなく正式な調査も開始されていないと否定した
  • ETHパーペチュアル市場で8月以降100万件近い取引が成立した
  • ETH注文の3分の1以上が5,500ドル付近に集中し、月間出来高は50億ドルを超えた
  • Stealth Neolab共同創設者のBeni氏は24時間出来高5億3,900万ドルに対し建玉310万ドルと指摘
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Kalshi、自己売買(ウォッシュトレーディング)疑惑を否定

予測市場プラットフォームを運営するKalshiは、米商品先物取引委員会(CFTC)からの調査対象にはなっていないと明言し、Ethereum(ETH)のパーペチュアル先物市場で観測された異常な注文パターンをめぐる連日の憶測に反論した。広報担当のElisabeth Diana氏は声明の中で、CFTCからの接触は一切なく、正式な調査が開始されたとは考えていないと述べた。「CFTCから接触を受けたことはなく、正式な調査が始まっているとは思っていない。あのパターンは流動性インセンティブプログラムに典型的なもので、金融市場ではごく一般的だ」と同氏は説明している。

論争の焦点は、Kalshiの暗号資産パーペチュアル市場で観測された、極めて画一的な注文サイズだ。プラットフォームの公開APIから取得したデータによると、BitcoinデリバティブとETHパーペチュアル市場の出来高の大半は同一サイズの取引で占められており、ETHの注文はちょうど5,500ドル付近に、Bitcoinのパーペチュアル注文は2,500ドルまたは5,000ドルに集中していた。分析企業Stealth Neolabの共同創設者である研究者Beni氏は、この歪みを早期に指摘した。KalshiのETHパーペチュアルは24時間の出来高が約5億3,900万ドルに達した一方、未決済建玉(オープンインタレスト)はわずか310万ドルだったという。確立されたデリバティブ取引所が維持できる水準をはるかに超える倍率だ。同氏の追跡分析では、9月の4つの異なる日において、5,500ドルの取引が名目出来高の48%から58%を占めた。このパターンについては、KalshiのEthereum(ETH)パーペチュアル出来高、繰り返される5,499ドル注文が57%でも詳しく検証している。

Diana氏はこうした取引を、板に注文を維持した参加者へ報酬を支払うKalshiの流動性インセンティブプログラムの帰結だと位置づけ、同社が取引データをCFTCへ毎日提出していることにも言及した。同氏は、経済的エクスポージャーに実質的な変更をもたらさず市場の活発さだけを演出する自己売買(ウォッシュトレーディング)に対し、「大量のツール」と完全なサーベイランス体制を備えていると強調し、拡散した憶測を「競合他社が流した噂」と一蹴した。すべての約定をスマートコントラクトが透明に執行するオンチェーン型の予測市場と異なり、Kalshiは中央集権的なオーダーブックで運営されており、外部の第三者が公開データから独自に検証できる範囲は限られる。

CFTC、執行判断を協議中

報道によれば、CFTCは8月以降、単一のETH市場で100万件近い取引が成立していたことを受け、Kalshiの取引データを精査してきた。直近の取引の3分の1以上が5,500ドル付近に集中しており、直近1か月間の出来高は50億ドルを超えた。規制当局は正式な執行調査を開始するか否かの判断に先立ってこれらの数字を検討していたが、すでに調査が進行中かどうかについては確認を拒否している。

この動きは、規制上の節目からわずか数週間後に降りかかった。5月29日、CFTCはKalshiによるBitcoinパーペチュアル先物の上場を承認した。米国で初となる承認であり、同社はこれを受けてETHなど他の暗号資産にもパーペチュアルを展開し、イベントコントラクトの枠を超えた拡大を進めた。パーペチュアル先物は満期を持たず、原資産を保有せずに価格エクスポージャーを取れる構造で、主要な暗号資産取引所のほとんどが提供しており、規制されたETHエクスポージャーの中心である現物型の暗号資産ETF製品とは一線を画す。報道ではまた、一部の大口参加者が出来高目標の達成を条件に手数料免除や出資買収の機会を得ており、継続的にクオートを提示するマーケットメーカーへの月次支払いと重ねて設計されているとも伝えられている。

Kalshiは9月22日にブログ記事を公開し、自己売買の意図を否定して、パターンの原因は自社の流動性プログラムにあると主張した。ただし独立した検証は依然として困難だ。プラットフォームの公開データは参加者を特定できず、同社が説明するアカウント数や参加者間の関係性を外部から照合する手段がない。CFTCはすでに2月25日の予測市場に関する勧告で、事前に取り決めた取引やウォッシュセールは商品取引法に違反する可能性があると警告しており、この法体系はCFTCの監督下にあるKalshiの市場そのものを律する規則でもある。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、Bitgetで現物・先物価格をライブで確認できる。

手数料還付申請書類が示すもの

この論争で最も重みを持つ文書は、Kalshi自身によるCFTCへの手数料還付申請書類だ。そこには、疑わしい自己売買、ウォッシュトレード、事前取り決め取引が還付の対象から明示的に除外されると記されている。だが、5,500ドルへの注文集中は同プログラムの9月の変更以前から存在しており、除外条項だけではパターンの説明にならない。公開データからは参加者の同一性を検証できない状況に加え、BinanceのETH建玉が直近、9か月ぶりの高水準である65億8,000万ドルに達したこともあり、デリバティブ取引を軸とするEthereum(ETH)へのレバレッジは今や規制レベルの論点となっている。Kalshiのインセンティブ由来の出来高が本物の流動性供給なのか、人工的に作られた取引活動なのかを見極める責任はCFTCにあり、Ethereumデリバティブ市場は当局の次の一手を注視している。

COINOTAG News Desk

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